2012年2月 7日 (火)

シリア戦

あれだけ落ち込んでいる権田を久しぶりに見た。試合前の練習で他の選手を叱責していたこともあり、いつものプレイができなかった自分に余程腹が立ったのであろう。ただ、権田がいつものプレイをできていなかったのも確かだが、それは権田だけではなく、日本の全ての選手がいつものプレイをできていなかった。

それにしても、シリア国内でやるなら仕方がないが、中立国、それも日本に悪い感情を抱いていないヨルダンでやったわけだから、もう少しまともなスタジアムを準備できなかったのだろうか。確かにあの芝はひどい。FIFAは、スタジアムについて観客席の数などに基準を設けているが、芝の状態についてはかなり甘い。選手の怪我を少なくする、選手を守ると言う意味からも、芝の状態についてもしかりとした基準を設けて欲しい。

確かにパスサッカーの日本は、芝の状態が悪いスタジアムでは不利である。ただ、それは相手も同じ事であり、決して言い訳にはならない。シリアの選手達は、あの劣悪な芝の状態でも、しっかりとパスを繋いでいた。日本は芝の状態が悪いと、すぐに縦ポンサッカーをやろうとするが、芝の状態が悪い場合は、早いパスで繋ぐ、スペースを活用するというサッカーを展開して欲しい。足もとにばかりパスを出すから繋がらないのだ。トラップの技術はあるのだから、怖がらずに早いパスで繋げばいいと思うのだが。

関塚監督もかなり叩かれているが、彼にも山ほど言い分はあるであろう。U23は、香川や宇佐見など優秀な選手が沢山いるものの、海外のビッグクラブに所属しているため、思うように招集できない。JFAがオリンピック出場にどの程度重きを置いているかにもよるが、C組であれば、国内組だけでも何とかなるだろうみたいな甘さがあったように思う。FIFAランキングでは明らかに格下のシリアだが、先日の試合を観る限り、実力はシリアの方が上に感じられた。

まあ、日本の選手層の厚さはその程度ということであろう。今の状態では、例えオリンピック出場が実現しても、予選突破どころか1勝も危ういのではないだろうか。あと2戦。勝利は当たり前だが、どちらも3点差以上の勝利が必要であろう。今の日本の攻撃力と決定力ではちょっと難しいかな。いずれにしても、ここからが真の勝負である。

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2010年6月30日 (水)

岡田ジャパン終戦

ウルグアイ、ガーナ、オランダ、ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、パラグアイ・・・。蒼々たる国が並んでいる。ベスト8に進出した国々である。これらの国々に名を連ねるところまであと一歩の所まで来たのだが、最後の最後に幸運の女神は日本に微笑んでくれなかった。PK戦までいったのだから、ベスト10には入ったと思いたいが・・・。まあ、限りなくベスト8に近いベスト16と自慢してもバチは当たらないであろう。

守備に関しては、最後まで集中を切らすことなく、世界レベルの水準にあったと言ってもいいと思う。スペインにも十分通用したのではないだろうか。中澤とトゥーリオは今回の大会でも屈指のCBに挙げられるであろう。アンカーの阿部はMVPに匹敵する活躍をしていた。また、川島もワールドカップ中に急成長し、世界レベルのセイビングを連発していた。問題は中盤の選手である。人選の問題からスピードがない選手が揃ってしまったのは仕方がないが、トラップ、パスの精度、ドリブル、キープ力など、あらゆる点で世界レベルに達していなかった。Jリーグでは一流でも、世界の壁は厚い。ボールを奪っても、せいぜい2~3回しかパスがつながらず、苦し紛れに前線に蹴りこむシーンが何度もみられた。ポゼッションサッカーとは程遠い内容であったと思う(まあ、ワールドカップの舞台でそれができればサッカー大国の仲間入りなのだが・・・)。FWに関しては今更語る必要もないであろう。決定力の無さは今に始まったことではない。世界レベルのチームに名を連ねるためには、松井のバーに当たったミドルシュート、本田に訪れたビッグチャンスのシュート、最後に玉田に訪れたチャンスのどれかは決めなければならなかった。

岡田監督は、23人の選手の心を一つにまとめるという意味では素晴らしい能力を発揮した。また、ワールドカップ前に4連敗した試合を通して、日本の現状を見極め、理想のサッカーを捨てて堅守速攻チームを創り上げた。その手腕は見事であった。特に阿部をアンカーに配したシステムは大成功であったし、本田をFWで活かすという決断も見事であった。また、マスコミ、スポンサー、協会の圧力もあったと予想されるが、それに屈することなく俊輔と内田を外した決断は賞賛に値する(内田が出演しているブラビアのCMが何とも物悲しかった)。

ただ、前に書いたオランダ戦での2つのミス、デンマーク戦での1つのミスは、運が悪ければ致命傷にもなりかねないものであったと思う。また、これはミスとは言えないが、選手交代がパラグアイの後手後手に回っていたこと、そして最後の交代カードが玉田であったのは、私には???であった。どこまで玉田が好きなんだよ。勿論チャンスメイクという意味では運動量のある玉田を使うことも理解できなくはないのだが、あそこは森本のスピードと決定力に賭けて欲しかった。そして、PKの人選であるが、駒野が出てきたときに不安の気持ちで一杯になったのは私だけではないであろう。駒野に技術がないと言っているのではない。残念ながら駒野にはオーラがないのだ。駒野のいかにも人の良さそうなルックスは、相手キーパーに威圧感を与えるには程遠い。あの場面で必要なのは、技術よりもオーラである。駒野は、守備という意味ではよくやっていたが、持ち味であるセンタリングの精度は最後まで上がらなかった。結局、ワールドカップ中にまともなセンタリングは一本も上げられなかったのではないだろうか。PKの場面も、どこか自信が無さそうな感じであった。駒野はフルに試合に出場していて疲労困憊であったろうし、あそこは途中交代で入った憲剛や玉田にキッカーを任せても良かったと思う。

試合後、岡田監督は代表監督辞任を表明したようだ。あれだけの個性派集団を一つにまとめた能力は、名監督に十分値する功績である。いくら技術のある選手が揃っていても、それをまとめられなければフランスやカメルーンのようになるのだ。続投を望む声も多いようだが、私は、日本代表にとっても岡田監督にとってもここで辞めた方がいいと思っている。「なぜだ?」という方も多いかと思うが、理由は一つ。

岡田監督にはオーラがない!!!

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2010年6月29日 (火)

とにかく先制点~パラグアイ戦に向けて~

今晩、いよいよベスト8に向けてパラグアイと対戦である。FIFAランキングで45位あたりをさまよっているチームがベスト16入りを果たしただけでも快挙なのに、ベスト8入りしようものなら・・・・・言葉では言い表すことができない。曲がりなりにも先制点をあげることができて、今の日本の組織化された守りがこれまで通り機能すれば、“勝利”の文字が見えてくる。まずは先制点をあげることである。

某番組の解説によると、パラグアイは、中盤でボールを持っている選手に対して、3名くらいで一斉にプレスをかけてくるらしいから、司令塔になる選手はとにかく中盤でボールを失わないことである。プレスをかけられる前にパスの受け手を見つけ、テンポ良くボールを回すことが必要と思われる。そういう意味では、遠藤にはさほど不安を感じないが、トラップが下手でキープ力が無い本田には非常に不安を感じる。本田はボールを持ちすぎるし・・・。高い位置でボールを奪われ、パラグアイのカウンター攻撃を何度も食らう可能性は十分にある。中盤の真ん中にキープ力がある松井を置き、本田をサイドに配した方がいいかもしれない。ただ、ここまでくれば下手にシステムをいじらない方がいいだろうし、岡田監督は、ほぼ間違いなくカメルーン戦のシステムをそのまま踏襲してくるであろう。

パラグアイと言えば、かつてFC東京に在籍していたササ・サルセードの国である。ササは、運動量に難があって東京に今ひとつフィットしなかったが、決定力はかなりのものがあった。緑との試合のスーパーゴールは、未だに私の目にしっかりと焼き付いている。パラグアイのFW陣は、決定力がある選手を揃えているに違いない。ただ、ニュージーランドとの試合はスコアレスドローだったし、焦りを誘えば付け入る隙は充分あると思われる。真ん中の選手に3名くらいでプレスをかけてくれば、当然、それだけサイドにスペースができる。そこを上手くついて攻撃できれば、日本にも十分得点の可能性がある。

まずは先制点である。オウンゴールでも今流行の誤審でも何でもいい。とにかく先制点である。日本に先制点が入れば、あとは今ちゃんが守ってくれるさ。東京の試合の後は、勝ってもなかなか笑顔を見せない今ちゃんだけど、先日のデンマーク戦の後はあらゆる顔のパーツを使って笑顔を作っていた。また、今ちゃんのくちゃくちゃな笑顔がみたいものである。

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2010年6月28日 (月)

幸運の女神

「中盤に俊輔、遠藤、憲剛を配し、華麗なパスワークで相手守備陣を崩してゴールを決める」というのが理想であったと思う。日本は、中盤にタレントが揃っており、それらのタレントを中心にチーム作りを考えるのは自然なことである。ただ、日本の中盤のタレントはパサー、いわゆるファンタジスタ系が多く、中盤に同じような特徴を持った選手が並んでしまうことになる。どこかの金満チームの打線のようにホームランバッターばかりを揃えてもチームとしては機能しないわけで、中盤にファンタジスタばかりを並べても機能しないのだ。

現在の岡田Jのメンバーを見ると、パサーの役割は遠藤に任せ、各ポジションに様々な特徴をもった選手を配している。私はFWに決定力のあるトゥーリオを推したが、岡田監督は本田を起用した。これは大きなサプライズであった。勿論ポストプレイや相手の裏をとる動きなどに難があるが、魅力的なミドルシュートを持っているし、日本人FW陣に欠落している決定力を持っている。松井は、キープ力はあるし、ドリブルで仕掛けることができる。また、ファンタジスタの名に恥じないだけのパスセンス、シュートセンスも有している。大久保は、ドリブルで仕掛けることができるし、そこそこスピードがある。長谷部は、運動量が豊富であり、なおかつ仕掛けることもできる。そして、今回の岡田Jで最も効果的だったのが阿部をアンカーに配したことである。守備的な戦い方になるが、阿部をアンカーに配したことで長友も上がりやすくなったし、長谷部と遠藤の守備の負担が軽減され、それが攻撃に良い効果をもたらしている。今の岡田Jの快進撃は、阿部のアンカー起用に尽きると言っても過言ではないと思われる。それぞれのメンバーが、それぞれの特徴を発揮して、見事な堅守速効型のチームが出来上がったわけである。

ただ、カメルーン戦とデンマーク戦では、たまたま先制点をとれたから良かったものの、先制された場合の交代メンバーがいない。ジョーカーと呼べるような流れを変えるような選手がいないのだ。当初は松井がその役割を担うのかなと思っていたが、松井は先発のピースにばっちりとはまってしまった。ナオがいればチームとして完璧だったのに・・・・・とつくづく思う。

岡田監督に幸運の女神が付いていることは間違いない。岡田監督は、オランダ戦で2つの大きなミス、デンマーク戦で一つの大きなミスを犯している。まず、先発において、阿部を今野または稲本に変えなかったこと。これは、阿部よりも今野や稲本の方がいいと言っているのではない。阿部はカメルーン戦でイエローカードをもらっており、オランダ戦でイエローカードをもらうと、デンマーク戦に出場できなくなっていたのだ。私は今の岡田Jの快進撃は阿部のアンカー起用に尽きると思っており、最も大事なデンマーク戦で阿部を使えない状況になれば、大きな痛手になっていたはずだ。また、オランダに1点のリードを許し、岡田監督は、その後の選手交代で全て攻撃的なカードを切った。これで前がかりになり、更にカウンターから1失点していればどうなっていたか。仮にオランダ戦を引き分けていたとしても、デンマークには引き分け以上の結果が必要だったわけである。デンマーク戦を優位に戦うためには、オランダから1点をとる以上にオランダに2点目を献上してはいけなかったのだ。幸運にも阿部はオランダ戦でイエローカードをもらわなかったし、オランダに2点目をとられることはなかった。これが、オランダ戦で阿部が2枚目のイエローカードをもらい、オランダに2点目が入っていれば、デンマーク戦が全く異なった結果になっていた可能性は高い。

そして、デンマーク戦で岡田監督は阿部をアンカーとして配置せず、ボランチの位置に上げてしまった。デンマークにそこをつかれ、危うく失点というシーンを迎え、すぐに4-3-3の陣形に戻した。あそこで失点しないで済んだのは幸運であり、デンマークに先制を許していれば、全く違った展開になっていたと予想される。結果が出ているから叩かれてはいないが、結果が出ていなければ、上記の采配ミスはかなり糾弾されていた可能性が高い。

カメルーン戦とデンマーク戦で先制できたのは幸運であった。デンマーク戦で本田と遠藤が見事なフリーキックを決めたのも幸運であった。1次リーグを韓国の戦い方をみながら戦えたのも幸運であった。そして、決勝リーグの最初の相手がパラグアイであり、韓国がウルグアイと対等に戦えたという事実を見てからパラグアイと戦えるのも幸運である(パラグアイとウルグアイのサッカーは似ている)。また、パラグアイに仮に勝てば、ポルトガルとスペインの勝者と戦えるのだ。ワールドカップでスペインと戦えるなんて、この上ない幸運ではないか。幸運の女神様、どうかこのまま日本に向かって微笑み続けていて下さい。

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2010年6月25日 (金)

今野だ!!!

本田が見事なフリーキックで先取点をとってくれたから、今野の出番があった。私としては、ベスト16入り以上に嬉しい。今ちゃん、ワールドカップの舞台に立てて本当に良かったね。

松井→岡崎の交代の後、岡田監督がご乱心で玉田とか出してきたら私がご乱心するところであった。よかったよかった・・・。

デンマーク戦は、選手交代についても一切ストレスを感じなかった。がはははは・・・・・・・

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アジアレベルの戦い方で立派な勝利~デンマーク戦~

ベスト16入りすれば、一生遊んで暮らせるだけの家と金品を与えられたようだ。北朝鮮の監督は、ポルトガルに真っ向勝負を挑んで木っ端微塵に砕け散った。7対0という屈辱的なスコアでの敗戦。“選手全員が公開処刑”とか“監督は強制労働の罰”であるとか、あらぬ噂が流れているが、北朝鮮の場合、将軍様のご乱心で何でも有りのお国柄だから、冗談では済まない部分もある。現に、フセインが大統領であった頃のイラクは、無様な負け方をした選手に鞭打ちの刑があったようだ。

確かに前半の北朝鮮は強かった。日本は勿論のこと、韓国よりも強いのではないだろうかと思ったほどである。惜しみのないハードワークでポルトガルのゴールに迫り、何度か惜しいシーンを作り出していた。“これはひょっとすれば、ひょうっとするぞ~”などと思って観ていたら、前半のハードワークがたたったのか、後半の10分過ぎから北朝鮮選手の運動量がガクッと落ちた。はぁ?確かにあれだけのハードワークで90分間戦うことは無理かと思ったが、ワールドカップという大舞台であり、ワールドカップに出場してくるチームなのだから当然それも計算ずくかと思っていたが、何も考えずにがむしゃらにボールを追いかけ回していただけのようだ。将軍様にいいところを見せたかったのかも知れないが、戦術としてはあまりにも幼稚である。北朝鮮選手の運動量が落ちれば、当然のことながらポルトガルの敵ではない。その後はポルトガルのゴールショーが展開された。

まあ、これが現在のアジアとヨーロッパの差である。ヨーロッパのワールドカップ常連国と戦おうと思えば、アジアレベルでは堅守速攻を基本とした戦い方をし、更に頭脳的な戦略を加え、運も味方に付けなければ勝利は非常に困難である。オランダ戦後、サッカージャーナリストの中に、日本が真っ向勝負を挑まないことに批判的な意見を述べている方がいた。「こんな戦い方では、日本サッカーに未来はない」みたいに書いている。しかし、真っ向勝負を挑んで砕け散ることで、未来が拡がるとも思えない。4年間で積み上げてきたことをいかにワールドカップの舞台で活かしていくかが監督の手腕である。積み上げたものが世界レベルに届かなかったのであれば、それなりの戦い方をするしかない。

まあ、ジャーナリストは何ら責任が無いため、お気楽モードで好き勝手なことを書いていればいいわけであるが、デンマーク戦での日本の戦い方は、そんな無責任なジャーナリストも唸らせるような戦い方をしたのではないだろうか。岡田監督は、試合の入りを4-2-3-1というシステムを採用。せっかく4-3-3のシステムが機能していたのに、岡田監督は守りに入る戦い方をしたくなかったのか、少し色気を出してしまった。デンマークに見事にそこをつかれ、危うく失点しそうなシーンを何度か迎えた。ここで失点していれば、全く違った展開になっていた可能性はあるが、何とか無失点でピンチをしのぎ、岡田監督は慌てて4-3-3のシステムに戻した。迅速な方針変更は「さすがは岡田監督」と褒めるべきであろう。北朝鮮の監督よりは利口だったわけだ。その後は日本の守備が落ち着き、そして、2本のセットプレイが決まる。勿論、本田と遠藤のセットプレイは見事であったが、セットプレイは実力に運が伴わなければ入らない。日本は、明らかにデンマークよりも運を味方に付けていた。

後半に入って、焦りからかデンマークの攻めは単調になった。パワープレイで前線にどんどんボールを放り込んできたが、中澤とトゥーリオがヘッドでどんどんボールをはじき返した。最後まで集中力が途切れることはなく、本当に見事な守りであった。不可解な判定によるPKで失点したものの、カウンターから1点を加え、勝負は決した。

0対0、または1対1の引き分けで日本が抜けると予想していたが、終わってみれば3対1の完勝。お見事である。守備重視であるが、決してどん引きした訳ではない。何度か華麗と思われる攻撃を展開していたし、3点目はカウンター攻撃ではあったが、完全に相手DFを崩しての得点である。選手の気力、実力、監督の戦術、采配、そして運の全てがうまく融合した結果と言えると思う。こうなったら、是非とも決勝トーナメントで韓国を破ってリベンジを果たそうではないか。えっ?韓国とは決勝戦まで当たらないのか・・・・・。

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2010年6月21日 (月)

今野だろ!!!

「今野先発」というマスコミ報道をすっかり鵜呑みにしていた私は、フィットネスクラブにて、いつも以上に負荷をかけてトレーニングしていた。「あと○○㎞走れば今野がゴールを決める」「○○㎏のバーベルを10回上げれば今野がゴールを決める」などと願いを込めて、ひたすらトレーニング。実際、FC東京の試合前も同じ事をするのだが、残念ながら効果は0。それでも、今野のゴールを信じてひたすら“願掛けトレーニング”に取り組んでいた。FC東京のタオルをもってトレーニングしていたら、見知らぬ方が、「東京サポなんですか?私もです。今日は今野が先発みたいですね」と声をかけてくれた。全東京サポが、心から今野の出場を楽しみにしていたのである。

ところがである。先発メンバーを見てビックリ!!!今野の名前がない。カメルーン戦と全く同じ先発メンバーであった。のび太!!!いい加減にしろ!!!日本で、今野の先発が当たり前のように報道されていたことに腹を立てたのか、オシムが先発メンバーを代えろと言ったことに反発したのか知らないが、とにかく先発メンバーに今野の名前はなかった。「どこまでお前は大馬鹿ものなのだ!!!」。あまりのショックに試合を観る気力が半減したものの、受験生なのに「この試合だけは観る」とテレビに見入っている娘たちや、全くサッカーに興味がないのに「川島~」と意味不明な叫び声をあげているかみさんの姿を見て、何とか気を取り直してテレビを観ることにする。しかし、「先発メンバーをいじらないのは妥当な判断だと思います」とほざいているゲストたちに腹が立ち、更に「なぜ香取慎吾なんだ?」「松木安太郎はなんであんなにうるさいんだ?」などといちいち出演者に腹が立ってきて、テレ朝からスカパー!にチャンネルチェンジ。やはり落ち着いて試合を観ようと思ったらスカパー!である。

試合に対する興味が半減したことで、突然アクビが出始めた。緊張感が全くなくなってしまった。非国民と言われるかも知れないが、今野の出場を切望していた私にとっては、試合の勝敗以上に今野の出場の方が大切なのである。「今ちゃんがスナイデルに密着マーク」を楽しみにしていたのに。試合終了間際の今野の決勝ゴール。私の中で、オランダ戦のイメージは完全に出来上がっていた。結局、そのスナイデルに強烈のミドルを決められ、日本は敗戦となった。「はっはっは・・・。それみたことか岡田め。今野に密着マークさせていればこんなことにはならなかったのだ。大馬鹿者め!!!」と大声で叫んだが、家族全員が私を無視。

「・・・・・・・」

デンマークが1点差でカメルーンに勝ったため、日本とデンマークは勝ち点で並んだ。しかし、得失点差で日本はデンマークを1点上回っている。引き分けでもベスト16。デンマーク戦は1対0から試合を始めるようなものであり、日本にとっては大きなアドバンテージだ。引き分けでいいのだから、守備力アップが大事だろ・・・そのためには今野が先発だろ・・・等々と思うが、ドラえもんの忠告を無視するのび太のことだから、間違いなく先発をいじらないであろう。途中交代で今野が出場するためには、何としても先取点が必要である。

頼む~、先取点を獲ってくれ~

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2010年6月16日 (水)

のび太!!!

あれほど岡田監督の非難を繰り返していたマスコミが、今や手のひらを返したように賞賛の記事を連発している。これは、サポーターも同じ。戦ったのは選手であるが、賞賛の対象は圧倒的に監督>選手である。これがサッカーの面白さであるが、あれほど非難されていた状況から一夜にして英雄に祭り上げられる快感は、味わったものにしかわからないであろう。これだからサッカーの監督は辞められない。

下記は私の妄想です・・・・・・・・。適当に読み流してください。

<オシム監督が倒れて、突然、のび太に日本代表監督の依頼が来た。>
のび太「ドラえも~ん。オシムさんが倒れたから、ジャイアンが突然日本代表の監督をやれって言うんだよ。どうしようか~。」

ドラえもん「のび太君がやりたいのならやればいいじゃないか」

のび太「よし!Jリーグで名監督の名を手にしたことだし、代表でも名監督の名を手にしようか。」

ドラえもん「偉そうだね。でも、僕はそういうことには道具を貸さないからね」

のび太「わかってるよ~。コナン君の靴は欲しいけどね~。やるからには自分の理想とするサッカーをやりたいよね。僕のサッカーはあくまでも守備重視だけど、スピーディにパスをつないで相手を崩すというJリーグでもブームになっている“ムーヴィングフットボール”を代表チームで完成させたいな~。攻撃サッカーには華があるしね。」

<いくつかの親善試合をこなす。>
のび太「ドラえも~ん。ジャイアンがぜんぜん協力的じゃないんだよ~。やる気のない相手としか親善試合を組んでくれないし、これじゃチームを強化できないよ。それに、Jリーグのチームは、怪我を恐れて選手を出すことに積極的ではないんだよ。こんなんじゃ、理想とするチームが作れないよ~」

<そんな状況のままワールドカップのメンバー選考。>
のび太「全く思うようなチームを作れないままメンバー選考の時期が来ちゃったよ~。どうしよう~。全敗覚悟で華のある攻撃的なサッカーをやるべきかな~。それとも1勝を目指して超守備的なサッカーをやるべきかな~。ドラえも~ん、どうしよう・・・」

ドラえもん「ジャイアンが協力的ではないし、こうなったら、超守備的なサッカーでいくしかないんじゃない?」

のび太「ジャイアンが、ここのところ日本のサッカー人気が低迷してきているから、華のあるサッカーをやれと言うんだよ。マスコミも僕のサッカーはつまらないと言うし・・・。でも、どうしてもワールドカップで1勝したいから、勝負に拘るかな。ドラえも~ん、それでいいよね?」

<ワールドカップ出場メンバーが決定。>
のび太「前田君には申し訳ないけど、FWの選考は決定力よりも守備をする選手を重視して選んだよ。中盤もスピード系より、ボールをキープできてパスが上手い選手を中心で選んだ。俊輔君は調子が今ひとつみたいだけど、ジャイアンとマスコミがうるさいから選ばざるを得ないね~。人気者をはずすのはカズの時に懲りたしね~。」

<親善試合を実施。>
のび太「ドラえも~ん。強いところばかりだよ。守備的に戦う練習をしようと思ったら、ジャイアンがテレビ的にダメだってさ~。それに俊輔君を出せってうるさいんだよ~。みんな、僕が何をやりたいのかわからないって言うんだけど、守備的に戦いたいのは山々だけど、それをジャイアンがやらせてくれないんだよ~。本当にジャイアンは嫌な奴だよ~。ジャイアンに協力するのは今回で最後にするよ~」

<ワールドカップ開幕。>
のび太「ジャイアンが何と言おうが、ワールドカップでは守備的に戦うことに決めたよ。いくらジャイアンでも今更僕を首にできないだろうしね。調子が上がらないから俊輔君も先発からはずすことにするよ。それでいいよね、ドラえも~ん。」

<カメルーン戦勝利。>
のび太「ドラえも~ん。自分でもビックリしたけど、勝っちゃったよ~。俊輔君をはずして松井君を出したのがばっちり当たっちゃったよ。本田君をFWにしてぼろくそに言われたけど、本田君がゴールを決めちゃったよ。ジャイアンは試合前にもの凄く不機嫌だったけど、勝ったら急に優しくなったよ~。マスコミも急に僕の戦術に好意的になったよ~。信じられないけど、TVで僕に謝っているサポーターがいたよ~。やっぱり、ワールドカップは内容ではなくて勝利が大事だね。守備的に戦って本当に良かったよ~」

<オランダ戦に向けて。>
のび太「ドラえも~ん。やっぱり華のあるサッカーをやりたいよ~。1勝したことだし、ここで華のある攻撃サッカーに切り替えてはダメかな~。マスコミもオランダに勝てるって言ってるよ。何か、ここにきて本当にオランダに勝てるような気がしてきちゃったよ。どうしよう~」

ドラえもん「のび太くん。君はすぐに調子に乗るからいつもダメなんだよ。マスコミがいかにいい加減で無責任かは君が一番良く知っているでしょ。舞い上がる役割は本田君に任せておけばいいんだから。」

のび太「でも、こんなカメみたいなサッカーが、僕のサッカーだと思われたくないよ~」

ドラえもん「馬鹿!!!ワールドカップは、サッカーのスタイルなんかどうでもいいんだよ。君は少しでも勝ち点をとれる可能性の高い方法を選択すればいいんだよ。守備的なメンバーを選んだんだから、今更戦術を変更しない方がいいよ。僕はオランダ戦よりも、デンマーク戦の方が勝ち点をとれる可能性が高いと思うよ。だから、君はデンマーク戦に向けてチームを万全な状態に仕上げることを考えるべきだよ。オランダ戦では、長谷部君と遠藤君は休ませた方がいいよ。それに阿部君がカメルーン戦でイエローカードをもらっているから、デンマーク戦をポイントと考えるのならオランダ戦に出さない方がいいかもしれないよ。」

のび太「ジャイアンが、相変わらず俊輔君を出せってうるさいよ。スポンサーやTV局からも圧力をかけられているみたいだよ。どうしたらいい?」

ドラえもん「それなら、流れによってはオランダ戦で試してみたら。機能するようならデンマーク戦でも戦力になるかも知れないしね。何度も言うけど、道具は貸さないよ。」

のび太「わかったよ~。有り難うドラえもん。」

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2010年6月15日 (火)

予選突破に向けて~見事なカメルーン戦の勝利~

「敗戦は、勝利以上に学ぶものがある」

ワールドカップ前の親善試合はいずれも敗戦。至上最弱とまで言われていた岡田ジャパンが、昨夜、見事に勝利を収めた。勝てば官軍。今日のマスコミ報道を見る限り、岡田監督の更迭を求める声は一つもない。最もショッキングな負け方をしたのは韓国戦であったと思う。中盤にパサーばかりを並べ、何もできないまま惨敗した試合である。ただ、あの試合を通して、遠藤、俊輔、憲剛を中盤に配しても機能しないことが明らかになったし、俊輔に「俊輔中心のチームではない」ということを理解させる意味でも有意義な試合であったと言えるのではないだろうか。

昨日は山本昌邦氏が解説していたが、「これがワールドカップの戦い方なんです」という言葉を何度も繰り返していた。負けない戦い方。泥臭い戦い方。綺麗なパス回しで相手を崩し、ゴールを沢山決めて勝利できれば最高だが、ワールドカップ常連国の戦い方を見てもわかるように、寄せ集め集団という特殊な状況下でそんな気の利いた戦い方をできるわけがないのだ。

FWを任されたのはMFの本田であったが、ほとんど中盤に下がってプレイしており、5-5-0といってもいいようなシステムであった。ボールを欲しがる本田は、ボールを欲しくて中盤に下がるため、少なくとも前線で孤立することはない。負けない戦い方をするという意味では、これが意外に坪にはまっていたと思う。長谷部が韓国戦後に求めていた“仕掛けられる選手”は、見事に松井がこなしていたし、大久保も何度もサイドをえぐってチャンスメイクしていた。松井は、正にワールドクラスの動きをしていた。遠藤を起点に攻撃を組み立て、松井と大久保が両サイドを動き回り、本田が真ん中を動き回る。パスミスが多く、パスで相手を崩せなかったし、FWがいないからPA内の人数が不足するため、攻撃の迫力の無さは否めないが、数少ないチャンス(後半の岡崎のシュートがオフサイドであったため、唯一のチャンスと言ってもいいかもしれない)を本田が決めた。

また、日本人の中では比較的フィジカルが強い選手を配していたため、当たり負けしていなかった。トゥーリオがイライラして前線に上がることもなかったし、両サイドバックも前線にあがることを自重していたように思う。そういう意味では長友のプレイに物足りなさを感じたが、あのエトーを見事に抑えていたし、ワールドカップの戦い方という意味では十分及第点であったと思う。両SBが上がりを自重し、更にアンカーの位置に阿部がいるわけだから、カメルーンにもほとんど速攻を許さなかった。

無責任なマスコミが「俊輔を使え」と圧力をかける中、それに屈することなく自分の采配を貫いた岡田監督を素直に評価したいと思う。ただ、カメルーンの出来がかなりひどかったことも間違いない。ゲームメーカーが不在で、組織力は0。頼みのエトーのキレも今ひとつ。前線にボールを放り込んで後は運頼みみたいな戦い方であった。個々の選手の実力は確かに優れているが、それで勝てるほどサッカーは甘くない。内紛があったみたいだし、海外組の寄せ集め集団の悪いところが全て露呈した戦い方であった。至上最弱はカメルーンだったのかもしれない。

さて、1勝の次なる目標は予選突破である。無責任なマスコミが勘違い報道を繰り返す中、岡田監督が冷静に自分の采配を続けられるかどうかがポイントであろう。中4日でオランダ戦。次が中5日でデンマーク戦である。カメルーン戦の布陣は、ある意味機能していたようにみえるが、カメルーンの出来が最悪であったことは前述の通りであり、決して日本の出来が素晴らしかったわけではない。なんせ、後半、あれだけ攻め込んでくるカメルーンに対して、一度もカウンター攻撃を仕掛けられなかったのだ。

残り2戦の戦い方としては、オランダ戦は1点差以下の敗戦で食い止めること。デンマーク戦は引き分け以上の結果を得ることである。そうすると、オランダ戦は、徹底して守備的に戦うことが必要である。例え1点獲られても守備的に戦うことを貫くべきだ。私が監督であれば、駒野→今野、長谷部→稲本、本田→岡崎と先発を変更する。駒野を今野へ変えることで、4バックをより守備的にする。できれば長谷部を外したくないが、腰の状態が今ひとつみたいだし、万全な体調でデンマーク戦に出場してもらうためにここは敢えて稲本に任せる。ゴールを決めた本田を変えることに異論がある方が多いと思うが、守備力の強化という意味で、1トップは岡崎に任せる。できれば遠藤も休ませたい。遠藤に代えて、岡崎と相性が良い憲剛を起用してもいいと思う(小笠原がいればとつくづく思う)。せっかく上手くいったんだから、先発をいじるべきではないとの意見も多いかと思うが、どう考えても勝負所はデンマーク戦である。二兎を追う者は一兎をも得ず。デンマーク戦を万全な状態で戦えるようにすることが、予選突破の大きなポイントであることは間違いない。

さて、岡田監督は次戦でどのような采配をみせるであろうか。様々な雑音の中、岡田監督にオランダ戦を調整試合に位置づけられるだけの度胸があれば、予選突破がおぼろげながら見えてくると思う。次戦の采配が楽しみである。

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2010年6月 9日 (水)

ワールドカップモードに突入

今ひとつ盛り上がりにかけるが、世間はワールドカップモードに突入している。マスコミも日本代表チームについて様々な記事を書き連ねているが、まず我々が理解しなければいけないことは、今の日本代表チームが、今回のワールドカップに出場する32カ国の中で最下位もしくはその近くに位置するチームであるということである。北朝鮮チームが最下位と言われているが、FW陣を比較すると、攻撃力では明らかに北朝鮮>日本である。岡田監督の口から「ベスト4」という言葉が飛び出したが、これはあくまでも目標であり、現実を見据えた物ではない。ベスト4の難しさを誰よりも理解しているのは岡田監督自身であろうし、それを「身の程知らず」的な論調で記事にしているマスコミは間抜け以外の何ものでもない。

代表メンバーの顔ぶれにはがっかりさせられたが、「守備的に戦う」という確固たる信念で選んだメンバーであれば、ある程度は理解できる。日本人得点王の前田が選ばれなかったことは?????であったが、今の日本人のFW陣は、ワールドカップの舞台では誰が出ても大差が無く、それならば少しでも守備をするFWを選ぼうという考え方は間違っていない。JリーグでFW陣を完全に外国人に依存しているツケが回った格好であるが、そもそも自己中心的な性格を嫌う国民性という点でも日本人はFWに向かないようだ。

岡田監督は、ここにきて「守備的に戦う」ということを全面に打ち出しているが、代表メンバーを選ぶ段階でその考えは固まっていたはずである。そうでなければあのメンバーは理解できない。ただ、それを徹底できないのが代表監督の辛いところなのかもしれない。守備的に戦うのであれば、中盤の中村俊輔、サイドバックの内田は不要である。中村俊輔は守備をしないで有名だし、フィジカルも弱い。俊輔であれば小笠原の方がフィジカルが強いし、強いプレッシャーの中でもまずまずのプレイができる。内田もまだまだフィジカルが弱く、これからの選手であり、「守備的に戦う」のであれば徳永>内田であろう。マスコミやスポンサーの問題、サッカー協会の圧力など目に見えない力が働き、人気者の彼らをはずせなかった可能性は高い。また、色々な意味でカズをはずした時と同じ状況に陥るのを恐れたのかも知れない。

国内最後の調整試合であった韓国戦であるが、見事な負けっぷりであった。まあ、負けるのは仕方がないが、日本代表にとって何も役に立たない練習試合になってしまったと思われる。岡田監督がワールドカップで「守備的に戦う」ということを目指すのであれば、韓国戦でもその戦い方を展開して欲しかった。国内最後の調整試合だから・・・、韓国戦だから・・・など様々な状況が、岡田監督の目指す戦い方にブレを生じさせたと思われる。結局中途半端な戦い方に終始し、得たものは「明らかに韓国より弱い」という事実だけだった。

マスコミの論調を見ると、「守備的に戦う=悪」といった内容が目につく。「点を獲る気がないのか?」「あんな戦い方では得点できるわけがない」「勝つ気があるのか?」等と書かれているが、そもそもワールドカップに出場する一流国を相手に、相手の守備を崩して流れから得点できる可能性は極めて低い。得点できるとすれば、数少ないセットプレイのチャンスを活かすしかないのだ。守って守ってカウンターから得点、または守って守ってセットプレイから得点。これを徹底し、日本に幸運の女神が微笑んだとき、今の日本に初めて勝利がもたらされるのである。

守備的に戦うという戦術をとるにあたり、トゥーリオの前線に上がりたがるスタイルはマイナスに作用する。ただ、彼のシュート力は捨てがたい面があり、いっそのこと、トゥーリオをFWで使えばいいと思う。シュート力はあるし、ポストプレイもできるし、ヘディングも強いし、守備もする。今の岡田監督の戦術にはピッタリのFWだと思う。他のFW陣がへそを曲げるかもしれないが、是非とも一度は試して欲しい。CBは岩政と中澤で良いではないか。SBは長友と今野で良い。どちらの選手もサイドを駆け上がらないことを批判されているが、駆け上がらないのではなく、駆け上がれないのだ。駆け上がればそれだけリスクを負うことになるのだから、戦術上、なるべく駆け上がらない方がいいのは当然であり、無能なマスコミの意見に迎合する必要はない。アンカーに阿部を使うのも非常にいいと思う。これに稲本をからませてブロックを作れば、オランダの得点力を持ってしてもそう簡単には得点を入れられないと思われる。

守備的に戦うサッカーは、確かにつまらない。ポンポン得点が入る方が楽しいに決まっている。しかし、日本がそれを目指せば、ボコボコにやられることは間違いない。勝利を目指すのであれば、つまらないサッカーを選択するしかないのだ。サッカー人気が低迷してきていると言われている中、岡田監督に対して、「楽しいサッカーをやれ」「俊輔を使え」等と様々な圧力がかかるであろう。そのまま全敗となれば、サッカーはつまらないし、一勝もできないしということで、史上最悪監督のレッテルが貼られるかも知れない。しかし、岡田監督には是非ともぶれない戦い方をして欲しい。最後まで「守備的に戦う」ということでブレのない戦い方を貫いてくれれば、私は少し岡田監督を見直すかも知れない。

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