時は流れて(東京ダービー)
昨日の東京ダービー。試合結果は1対1の引き分けで、決して喜べる結果ではなかったが、やはり東京ダービーは大きな盛り上がりをみせた。ただ、以前の東京ダービーとはかなり違ってきた感じがする。何となく、時の流れを感じてしまったのは私だけであろうか。
かつて、緑はJリーグの中でも屈指の観客動員を誇り、非常に強いチームであった。FC東京は、いち早く味の素スタジアムをホームにしたものの、観客動員は今ひとつだったし、緑の足下にも及ばないチームであった。だから、FC東京の選手の多くは、緑に対してそれなりにコンプレックスを抱いていたと思われる。緑だけには負けたくないと、東京ダービーの時はがむしゃらにプレイしていた。それはサポーターも同じで、東京ダービーの時は必死に応援していた。私も、東京ダービーの後は、必ずと言っていいほど声が嗄れていた。強くて人気がある緑に勝ったときの喜びは、何ものにも代えがたいものであった。
それが、昨日の東京ダービーでは、チームの位置づけが完全に逆転していた。35,000人以上の観客を集め、その9割以上がFC東京サポーター。緑の凋落については、以前、このブログにも書いたが、観客数、実力ともFC東京が緑を上回る時代になったわけである。そのためか、昨日の試合では、「このチームだけには負けられない」という必死さが、緑の選手達の方が強いように感じられた。勿論、東京の選手も必死にプレイしていて、必死さは十分に伝わってきたけど、私の目には、明らかに緑の選手の方が必死にプレイしているように見えた。かつてのFC東京の選手達がそうであったように・・・。
ベルディだけには負けられない。FC東京の選手達の全てが、そう思っていたはずである。ただ、何においても緑の後塵を拝していた時代を知らない若い選手達が増えてきたのも事実。FC東京>ベルディが当たり前と思っている選手がほとんどであろう。「ベルディだけには負けられない」と言葉でわかっていても、肌にしみて実感している選手はほとんどいなくなってしまったのだ。
緑は大嫌いだが、味スタで3,000人くらいしか観客を動員できていない様子を見ると、哀れみすら感じてしまう。絶対に負けられない相手であるが、今の緑では勝ってもかつてほどの歓喜を味わえないかもしれない。一方の緑は、今のFC東京に勝てば、嬉しくて嬉しくて仕方がないであろう。今の緑を見ると、観客動員が大幅に増えることは考えにくいが、東京ダービーが更に盛り上がるためには、かつての強くて憎たらしい緑の復活が必要なのかもしれない。前のダービーの時も同じような事を書いたんだけど、改めてそんなことを思ってしまった次第である。
それにしても昨日の引き分けは悔しかった。ため息・・・・
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