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2011年9月29日 (木)

監督力

監督の力の大きさを思い知らされたのは、何と言っても昨シーズンのヤクルトであろう。高田繁氏が監督であったとき、とてつもない借金を背負い込んでいたが、小川さんに監督が変わった途端、あれよあれよと借金を返済してしまった。そして、金満球団がひしめくセ・リーグにあって、今シーズンは首位をひた走っている。

監督としての能力は、選手起用や戦術などに目がいきがちであるが、一番大切なことは、いかに選手のやる気を引き出すか、いかに控えの選手を腐らせないかということだと思う。まあ、性格が合う合わないといった問題はあるかもしれないが、選手が一丸となって「監督を胴上げしたい」という意識を持って団結しているチームは強い。

そして大熊監督。ここにきてFC東京が好調になり、かつてほど悪口を言う人が少なくなったが、来期も引き続き監督を務めて欲しいと思っている人は少ないように思う。かつてFC東京をJ1に引き上げた功労者だし、岡田ジャパンではコーチを務めていたし、実績的には十分であるが、今ひとつ人気がない。そういう私も大熊監督のことをあまり好きではない。どちらかといえば不満を感じてしまっている。

選手の育成に関して、高橋、草民はレギュラーに定着したし、椋原も見事に北斗からポジションを奪った。若手の才能を見抜き、見事に育成しているようにも見えるが、高橋は、米本が怪我をしていなければベンチを温めるだけの存在になっていた可能性は高い。草民もナオが不調でなければどうなっていたか・・・。

先発メンバーに関しては、ほとんどいじらない。今回、中2日だから先発メンバーを少し変えてくるかな?と思ったが、いつもの先発メンバー。選手交代もいつもと全く同じ。大量点をとってもそうでなくても同じ。チームの調子がいいときは先発をいじらないというのは理解できるが、大量点をとったときくらい、あまり出場機会のない選手を交代で入れてもいいと思うのだが。控えの選手は、レギュラー選手がイエローカードの累積や怪我でもない限り出られない状況が続いている。

今野が代表に招集され、やっとノースの出番かと思いきやサイドバックの徳永をセンターバックで起用。センターバックを本職とする選手達のプライドはズタズタに傷ついたであろう。本当にこれでいいのだろうか。もう少し控えの選手にチャンスを与えて欲しいと思うのは私だけであろうか。

そして、権田は代表に招集されている間にポジションを奪われてしまった。ちゃんと監督から権田に説明がなされているかと思いきや、どうもそうではないらしい。とある雑誌で権田が激怒していた。代表に招集されている間にポジションを奪われるというのは、どう考えても納得がいかないであろう。代表としてのプライドもあるだろうし・・・。今は塩田の怪我でレギュラーに戻ったが、塩田の怪我が回復したら、どうするのだろうか。

そしてセザー。肉離れで全治3か月の診断であったと思うが、かれこれ1か月は過ぎている。ルーカスが機能してきたから干されているとか・・・。まさかそれはないと思うが…。

戦術面では、ポゼッションサッカーが上手く機能してきている。ただ、これは平山が怪我をしたことで採り入れた戦術。城福サッカーの遺産が生きているだけではないかと。そして、先制点を奪われると実にもろい。監督の選手交代でチームが活性化し、逆転勝利に結びついた試合の記憶がない。また、相手を研究して戦術を組み立てているとは思えない。確かに、J2だから今の東京であればベストのプレイをすれば負けないと思うが、J1では到底通用しないであろう。

東京の選手達は、「監督を胴上げしたい」という意識を持って団結しているであろうか?う~ん。ちょっと疑問かな。監督のためというよりは、J1に昇格したいという思いでどうにかまとまっているように思う。控えの選手を中心に、かなり多くの選手が不満を持っていると推察される。J1に昇格し、いきなり柏のように優勝争いを演じて欲しいが、このままでは再び残留争いに巻き込まれてしまうように思う。大熊さんは、コーチや強化部としての才はありそうだが、監督としては?かな。やっぱり、来期は監督力がある監督で戦って欲しいな。

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