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2011年5月 9日 (月)

東京ダービーと富山戦

Jリーグ屈指の強豪チームであるヴェルディに勝ちたい。かつての東京ダービーで感じていた思いである。その後、あれよあれよとヴェルディが凋落し、名門ヴェルディをJ2に落としたいという思いに変わった。そして、東京が連勝を重ね、気がつけばヴェルディはJ2に落ち、J2に定着し、クラブ解散の危機と言われるまで落ちぶれてしまった。今回、久しぶりに東京ダービーが開催されたが、少なくとも私の中にはかつてのようにヴェルディを憎いという気持ちは無かった。哀れみさえ感じてしまったほどである。

昔はFC東京が挑戦者であり、東京の選手ががむしゃらに東京ダービーを戦っていたが、今回は立場が逆転しているような、そんな気配が感じられた。がむしゃらに戦っているのはヴェルディの選手達。正直言って、ヴェルディのサッカーの方が、東京よりも数倍面白いサッカーをしていた。東京の選手達は、試合前に「絶対に負けられない」と言っていたが、それは口先だけで、実際は「負けるわけがない」というおごりがあるように感じられた。梶山と徳永からは全くがむしゃらさが感じられない。特に梶山はヘボパスを連発し、ほとんど走らない。セザーが退場となってやっと攻撃モードのスイッチが入ったように見えたが、結局、最後まで攻撃の形すら作ることが出来ず、グダグダ状態で試合が進んで0対0のドロー。今までみた中で、最もつまらない東京ダービーであった。

ベタのJ2チームである富山にはスカッと勝ってくれるかなと思ったが、試合内容のつまらなさは相変わらず。何ら改善されていない。途中交代で羽生が出て、羽生が何とか得点してくれて勝利。勝利は嬉しいが、今ひとつ喜べない勝利である。

羽生もヒーローインタビューで述べていたけど、攻撃面における連動性の無さが問題だと思う。梶山は、ヘボパスを責められるのが怖いのか、パスの受け手の足下にしかパスを出さない。だから、パスの受け手も走らない。もっと、受け手を動かすようにパスを出せばいいのだ。パスを出して受け手がそこに走らなければ、その選手を叱りつければいいのだ。相手が引いたときの攻撃方法を自ら体現してくれた羽生。「俺がやらなければ監督は気づいてくれない」。そんな思いが羽生から感じられた。涙、涙のヒーローインタビュー。あれは間違いなく監督、そしてチームへの怒りの涙である。大熊監督や東京の選手達は、本当に羽生に感謝しなければならない。大熊監督は、少しは気づいてくれるだろうか。

草津戦、湘南戦とスカッと連勝して欲しい。課題は攻撃面における連動性であろう。もう足下へのパスは要らない。とにかくスペースを上手く使い、動きながらパスを受ける。連動性が無ければ、引いた相手を崩すことは不可能なのだから。

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