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2010年10月 7日 (木)

不景気すぎる

自分で会社を立ち上げて早10年が過ぎた。設立が1999年。ノストラダムスが人類滅亡を大予言した年に会社を立ち上げて大丈夫だろうかと不安を感じていたが、人類は滅亡することなく継続した。自分の会社も何とか続いている。設立10周年記念パーティなどを催したいところだが、無理無理・・・。世の中、未曾有の不景気である。これだけの不景気に見舞われるのは、会社設立以来、初めてかも知れない。

これまで、行政関係のクライアントを主体に仕事を続けてきた。行政が相手だから、景気にはさほど左右されないであろうと思っていたが、かなり考えが甘かった。小泉さんが首相になってから、何もかも変わってしまった。前は、役所の仕事で遅くなったときは、役所から必ずタクシーチケットをもらえた。とある県庁から研修会の講師を依頼された時は、「これで観光してきてください」とタクシーチケットの束を渡され、夜は料亭で接待してもらった。

確かにこういった税金の使い方は行き過ぎだし、私も少し罪悪感を持っていたが、役所と言うところは極端であり、小泉改革で役人への締め付けが厳しくなると、タクシーチケットは勿論のこと、一緒に食事をする機会も皆無になった。講師料も雀の涙になってしまった。タクシーを利用しない、食事をしない、接待もない・・・・・。当然、役所の職員の利用で経営が成り立っていた田舎町の料亭、食堂、そしてタクシー会社などは次々と倒産。今、出張で地方へ行けば、田舎町の商店街のほとんどがシャッターストリートと化している。

その後、民主党が政権をとると、事業仕分けなるものをやりだした。事業仕分けそのものは悪くないのだが、結局役人は保身に走るから、その煽りを受けるのは我々民間の業者である。調査研究事業などにほとんど予算がつかなくなり、役所経由の仕事が激減した。お役所を相手に仕事をしていた民間事業者は、これから中小企業を中心にバタバタ潰れるであろう。

先日、銀座でお客さんを接待していたら、最終電車が無くなってしまったのでタクシーで帰った。バブルの頃、タクシーを拾えなくてとても苦労したが、今は“銀座の街にはタクシーしかいないのではないか”と思えるくらいの沢山のタクシーで溢れている。バブルの頃とは、状況が一転してしまっている。そこで私は思うのだが、現在、タクシーの深夜料金は割増になるが、割引に切り替えてはどうであろうか。割増になるから、皆、電車で帰ろうとする。だから、夜の12時を過ぎれば、飲み屋から多くの人がいなくなる。これが2割引になればどうだろうか。“タクシー代が安くなるから、遅くまで飲もう”ということにならないであろうか。そうすれば、時間を気にしないで飲む客が増え、深夜の飲食店の客も増えるし、タクシーの利用客も増えると思うのだが・・・。また、深夜に営業が集中しているタクシーも、昼に分散される効果も見込めると思う。

深夜割引の話を数名のタクシーの運転手さんに話したら、「ちょっと難しいですね~」と言う運転手さんと、「間違いなくそのほうがいいと思いますよ」という運転手さんに別れた。比率は、やや「ちょっと難しいですね~」派が多かったかな。深夜=割増という文化が根づいているから、割増を割引に移行させることに大きな抵抗感を持っている方が多いようだ。ただ、発想を完全に逆転させるくらいの手を打たなければ、今の不景気は改善しそうもない。

確かに役人は無駄遣いをするべきではない。しかし、世の中が不景気になると、企業人の多くがお金を使わなくなる。これに役人までもお金を使わなくなると、世の中、全くお金が回らなくなる。特に田舎町は悲惨きわまりない状況になる。お金が回らないと、多くの会社や飲食店が倒産し、それだけ税収も少なくなる。当然、消費税も少なくなるわけで、現在は、完全に悪循環にはまっていると思われる。余程のことがない限り、今の日本の景気は改善しそうもない。

ダブル受験の娘達を無事に志望校へ行かせてあげたいし、自分もあと10年は仕事を続けたいと思っている。FC東京が降格の危機に喘いでいるが、自分の会社も倒産の危機である。頑張れ。FC東京!!!なんて言ってる場合ではなくなってきたし、来期の年チケ購入も危うくなってきた。とほほ・・・

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