ついに受験生
「私のお父さんは、塾が大嫌いだから、小学生、中学生と一度も塾に行かせてもらえませんでした。」
「私のお父さんは、習い事が嫌いだから、ピアノしか習わせてもらえませんでした。」
塾や習い事が大嫌いな偏屈なお父さんに育てられた娘が、ついに高校3年生になった。都立高校だから、受験生である。今やAO入試とか、推薦入学とか、受験勉強を免れて大学へ行く術が沢山あるようだが、「1年くらい、めちゃくちゃ勉強するときがあってもいいんじゃない」と話したら、娘はそれに賛同してくれたようで、真っ向勝負を挑む道を選択した。
かつて、かみさんの父親からは、「なぜ、子供の教育にお金をかけないのか?」と叱責されたが、親が子供の教育にお金をかけることは、子供に何らプラスにならないと考えている私は、これまで子供の教育にほとんどお金を使っていない。
塾へ行かせたくない理由は、前にこのブログで書いた通り。お受験が嫌いな理由も前にブログで書いた。後は、教育にお金をかけなかったうちの娘が、小学生の頃から塾まみれで育ってきた輩を相手に、どのように受験で戦っていくのか。そして、自分が行きたいと思う大学へ入学することができるのか。
かみさんの両親は、娘を小学校から立教女学院へ行かせたかったようだが、私は拒否した。それが吉とでるか、凶とでるか。当然、娘が立教大学より上のレベルの大学に入れなければ、「だから立教女学院へ行かせればよかったんだ」と私は非難されるであろう。小学校から私立に行かせたくない理由は沢山あるけど、結果が伴わなければそういったことは理解が得られないであろう。かみさんの両親が、私のブログを読んでいるとも思えないし・・・。
ただ、今、うちの娘は必死になって勉強している。親が決めた大学ではなく、自分が行きたい大学を自分で見つけ、合格の栄冠を勝ち取ろうと、一生懸命努力している。私はそれが嬉しくて仕方がない。結果も大事であるが、私は、結果以上にそれを嬉しく思っている。私が高校生の頃は、浪人が当たり前(特に都立では)みたいな雰囲気があったが、今はそうでもないらしい。私は娘に何度も「浪人してもいいからね」と言っているが、やはり、できれば現役で大学に入りたいようだ。私は今の娘を見て、「現役で大学に合格する奴って、こんなに勉強してるんだ」と驚いている。高校1年2年と部活に興じ、お笑いにはまり、友達と遊びまくっていた娘が、部活を引退し、友達ともそれほど遊びにいかず、ほとんどテレビも観ず・・・。ちょっと可哀想な気がする。やっぱり、高校生活をもう少しエンジョイして、浪人してもいいのではないかと思う。浪人を悪とする風潮を創り上げたのも、間違いなく塾である。本当に塾はクソッタレである。
正直、「塾へ行かせてあげれば良かったかな」と悩んだこともあったが、今の娘の姿を見て、自分の判断が正しかったと思っている。やはり、大学というのは、自分で行きたいと思って行くところである。親が決めるものではない。そして、自分の意思で必死になって努力して勉強して行くところである。親が勉強を押しつけて行くところではない。その必死さが大きければ大きいほど、それだけ自分が行った大学を好きになることができるであろう。それが大学や大学の先生、大学の友人達を大切に思う気持ちにつながるのではないであろうか。
ただ、必死に勉強するのは1年、長くても2年で良い。小学生の頃からずっとそんな思いをさせるのは、ある意味子供への虐待である。また、幼児期に親に言われて大学の附属小学校に入り、そのまま大学へ行っても、親は満足かも知れないけど、当人は本当にその大学を好きになれるだろうか。その小学校のことを好きになるかも知れないけど、大学は大して好きになれないんじゃないかな。
※なお、現在、下の娘も都立高校の合格を目指して猛勉強中である。勿論、小学生の頃から塾へは一度も行っていない。

