残留争いに突入
3連敗中の広島にまで負け、ついに残留争いに突入した。あまりに刺激的な夏である。湘南と京都が決まりとして(実際は、まだまだわからないが)、もう一枠を大宮、神戸、東京、仙台で争う形であろうか。仙台というライバルに塩(赤嶺)を送るという余裕をみせていたが、本当に東京の人の良さには呆れるばかりである。赤嶺は仙台で活躍するであろうから(早速昨日ゴールを決めているし)、仙台の降格は無いであろう。また、大宮は最近の補強でチーム状態が良くなってきているようなので、実質的には東京と神戸の争いになるであろう。
前回、徳永の起用法について書いたが、城福監督は広島戦で徳永を左サイドバックで起用した。結局、徳永は左サイドバックでも機能せず。チンタラ癖は全く改善していない。リスクを犯さない超堅実なプレイに終始。やはり、徳永はそういった選手なのである。そもそも、間違いの始まりは徳永をキャプテンにしたことにあると思う。徳永の色が、そのままチームの色になってしまった。城福監督は、徳永に一皮むけてほしいと思ったのだろうが、ボランチをやらせても、SHをやらせてもダメ。サイドバックに戻せば溌剌としたプレイをするかと思いきや、ほとんど機能せず。まあ、いきなりサイドバックに戻されてもすぐに勘が戻らないであろうし、徳永にも同情の余地はある。徳永は悪い選手ではないが、やはり常に70~75点のプレイの選手から脱皮できないことがはっきりした。徳永の飛躍を諦め、すぐにキャプテンを羽生に戻し、徳永はサイドバックに固定して使うべきであろう。
今野のボランチ起用も望んでいたことではあるが、よりによって森重が出場停止の時にそれをやるってどういうことであろうか?このあたりが城福監督の采配のわけがわからないところなのである。ただ、今の東京の穴はセンターバックではない。もちろんセンターバックも弱いが、間違いなく北斗が大穴になっている。守備を犠牲にして北斗を使っているはずなのに、攻撃でもほとんど機能しない。北斗がサイドをぶち抜いてセンタリングをあげるというシーンを未だかつて見たことがない。そんな北斗を使い続ける城福監督の考えを、私は全く理解できない。
今後は、Mooving Footballのためのサッカーではなく、勝つためのサッカーに徹する必要がある。面白いサッカー、わくわくするサッカーを目指している場合ではない。城福監督にも、プライドを捨ててもらわねばならない(現時点でプライドはズタズタであろうが・・・)。
まず、下位チーム(10位以下のチーム。但し浦和を除く)と戦う場合はこれまでのMooving Footballでいいと思う。プレスがさほど強くない相手には通用する。大黒、リカ、大竹を中心に攻撃を組み立て、これまでのパスサッカーを展開することで十分勝機はある。だが、上位チームを相手にする場合、Mooving Footballを捨てるべきだ。プレスが強い相手には通用しない。かつての部活サッカー、縦に速いサッカー、カウンターサッカーで行くべきであろう。森重が戻れば森重とヨングンをCBに据え、今野をアンカーにする。サイドバックは椋原と徳永。前線に平山を配し、平山にはポストプレイを徹底させる。ホームだろうがアウェイだろうが、とにかく引いて引いてカウンター攻撃という戦い方に徹する(まあ、ワールドカップの日本みたいな戦い方である)。
もともと東京はそれほど強いチームではない。一見、タレントが揃っているようだが、徳永のように70~75点の選手が多い。昨日、ガンバ対名古屋の試合を観たが、どちらのチームも攻撃の形を持っており、常に得点の臭いがプンプンした。一方、東京にはまるで攻撃の形がみられない。平山が入っても、その高さを活かした戦い方をしないし、大黒が裏をとる動きをしてもまったくスルーパスが出てこない。中盤にスピードのある選手を配しているわけでもない。このあたりは、監督の引き出しの少なさによるものと思われるし、練習方法そのものも見直す必要があると思う。
昨年も一昨年も、FC東京は夏場に負けが混んだ。夏場にMooving Footballの戦い方は向かないのだ。そうであれば、夏場にも戦い抜けるだけの体力を付ける必要があるが、今年の夏場の戦い方を見る限り、それができているとは思えない。開幕前に走って走って走りまくって体を作ったというような話は聞いたことがない。または、夏場はMooving Footballを捨て、別の戦い方を選択するという方法があると思うが、頑固一徹の城福監督は、常に理想を追い求め、決してそれをやろうとしない。
今年は酷暑だし、ワールドカップの影響でかなり超過密日程である。Mooving Footballには完全に逆風の年である。今年に限ったことではないが、臨機応変な戦い方ができるチームが強いのだ。城福監督は頑固だからそれができない。今のようなどん底の状況になっても、城福監督の性格からして、いきなり現実的な戦い方に切り替えるのは無理であろう。涼しくなるまで、胃潰瘍になりそうなサッカーが続くことは間違いなさそうだ。そういう意味では、いっそのこと監督を代え、倉又さんを監督にするのも一つの手だと思われる。倉又さんであれば、すぐに戦術を切り替えることができる。私は倉又さんのサッカーが大好きだけど、フロントはどのように判断するであろうか。判断が遅かったことで後悔しまくっているヤクルトをみると、ここはズバッと決断すべきだとも思うが・・・。
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