天皇杯敗退
昨年は準決勝までコマを進めたが、今年はベスト8にもなれないまま敗退が決まった。それもJ2の仙台に3対0の完敗である。東京が負けた時は、いつも落ち込むし、イライラするのだが、今回はさほど落ち込まないし、怒りも感じていない。東京の選手には申し訳ないが、私の心のどこかに「負けるだろうな・・・」という意識があったのも事実である。
それに、私は天皇杯という大会があまり好きではない。予選に関しては、試合を盛り上げる気がまるで無いし、長崎の次は丸亀ですか・・・って感じでドサ周りを強いられる。私も時々出張で地方へ行くが、地方に行くだけで本当に疲れる。ホテルで寝ても、疲れはとれない。これは、選手達も同じであろう。鹿島がほとんどホームで戦えているのに、東京はなぜこうもドサ周りを強いられなければならないのか。この差って何なの?といった感じである。地方の方々にサッカーの面白さを知ってもらうという目的があるのなら、人気チームである浦和や鹿島、マリノスといったあたりをドサ周りさせればいいと思うのだが・・・。変な力関係が働いているとしか思えない。
基本的に天皇杯は、アマチュアの大会にすべきであると思っている。プロなんだから、元旦くらい休ませろよ。天皇杯で決勝まで勝ち上がったチームは、つぎのJリーグで降格になる可能性が高い。結局柏もその一つであり、やはり元旦までサッカーをやらなければならないことは、選手にとって喜びではあるようだが、次のリーグ戦へ向けた準備に大きく影響すると思われる。それに、ベスト8をかけた戦いなのに、なぜフルメンバーで戦えないのか。確かにナビスコカップも予選はフルメンバーで戦えないが、ナビスコカップはJ1同士の戦いであり、相手も主力を代表に抜かれているから、条件にさほど差がない。しかし、今回の東京のように、ただでさえ怪我人が多い状況なのに、更に主力を代表にとられれば、アマチュア相手なら何とかなっても、J2のチームが相手では、かなり厳しい戦いになる。ナビスコ決勝があったから超過密日程で戦わされ、怪我人が続出し、代表に主力を抜かれ、更にドサ周りを強いられ・・・天皇杯の運営方法そのものに無理があるとしか思えない。
一つだけ残念なことがある。それは、ナオのことである。ナオは自身のブログで、もう一度浅利、藤山とピッチに立ちたいと綴っている。ナオの怪我が順調に回復すれば、天皇杯の決勝に間に合ったかもしれない。そうすれば、天皇杯の決勝の舞台で、ナオ、浅利、藤山がピッチに立つ最後の姿が見られたかもしれないのだ。ただ、実際に東京が決勝に進出すれば、浅利と藤山が同時にピッチに立てた可能性は低かったと思われる。天皇杯決勝をナオの復活の舞台ともしたかったが、来期を見据えて、無理をしないでゆっくり治療に専念した方がいいとの見方もある。ここで無理をして再度怪我をすることになれば、ワールドカップ出場にも大きく影響するわけで、ナオにとっても結果的には良かったのではないだろうか。
仙台は、J1への昇格を決めた強いチームである。今回の試合は、確かにふがいなかったかもしれないが、東京の選手達、JFK監督を責めることはできない。確かにナビスコ優勝チームがJ2のチームに負けるというのはどうかと思うし、天皇杯の準決勝でリベンジを果たしたかったであろう川崎にも申し訳ないが、よく頑張ったと言ってあげてもいいのではないだろうか。JFK監督は、東京が満身創痍の状態にあった中、ピークの状態を上手くナビスコ決勝戦に合わせてきたように思う。ピーキングに大成功したのだ。ナビスコ優勝の後、東京のチーム状態は明らかに低下した。いつもの決定力のない東京に戻ってしまった。サッカーチームは、常にいい状態を維持することは不可能であり、最高の状態をナビスコ決勝に合わせたことは、JFK監督の手腕とも言える。
ただ、来期はやはり攻撃陣の補強が必要である。チーム状態が悪い中でも、個人技で得点がとれる外国人選手が必要であろう。平山は、効いているし、よくやっているが、ポイントゲッターと呼ぶにはあまりに得点が少なすぎる。完全にチャンスメーカーの位置づけである。赤嶺のスタイル(普段は消えているが、ここぞと言うときにゴールを決める)であれば、少なくとも3試合に1点をとらなければ、スタメンは難しいであろう。近藤は、動きがあまりに鈍く、体重調整が上手くいってないのではないだろうか。スタメンどころか、東京の選手で居続けることすら危うい雰囲気がある。
さあ、これで残り3試合。梶山が2試合出場停止の中、どこまで賞金額をアップすることができるか。そして、リーグ戦終了後には、あの憎たらしい浦和の上に立っていなければならない。3連勝に向けて、是非ともFW陣の奮起に期待したいものである。
※明治大学が敗退したのは極めて残念である。優勝してACL進出を決めて欲しかったな~
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント