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2009年11月18日 (水)

フロント批判

東京が天皇杯ベスト8目前で、それもJ2の仙台に敗れたことで、一部の大型掲示板やブログでフロント批判の声があがっている。カボレと金沢が予想外の移籍、ナオ、茂庭、長友が怪我という不運に見舞われ、更に今野と徳永が代表選出で離脱したことで、選手層の薄さを露呈し、J2の仙台を相手に3対0の完敗を喫したわけである。

ただ、私個人の意見を述べさせていただくのであれば、今期のフロントは、お役所のような東京ガスの無理解のもと、よくやっていた方だと思う。フロントの失策として最も影響が大きかったのは、何と言ってもワンチョペ獲得であろう。ワンチョペが東京に来ることが決まったとき、東京サポのみならず、多くのサッカーファンが喜んだと思うが、そもそもコスタリカの英雄といわれていたほどの選手が、すんなりと東京に来るわけがないわけであり、疑問を感じるべき話であった。ただ、当時はほとんどの人が「東京のフロントよ。良くやった。」と思っていた。

実際のワンチョペの惨状はここで語るまでもない。東京に来た時点で彼は壊れていた。結局、あの一件で東京のフロントは1億円以上のお金をドブに捨てたのである。もともと外国人選手の獲得は、ギャンブル的なところがあって当たり外れがあるのだが、立て続けの失敗は許されないと言うことで、東京のフロントは慎重になった。確かに、ワンチョペに続いて獲得した外国人選手も機能しなければ、サポーターの大きな怒りを買うばかりではなく、今野やナオ、徳永など日本人選手の引き留めにも影響が出る。外国人選手の獲得に失敗し、更に日本人の優秀な選手にまで出て行かれたら、チームの存続すら危うい状況になってしまうわけである。東京のフロントは、大きなプレッシャーを感じていたに違いない。そうなると、第一に思いつくのが計算のできる外国人を獲得すること。Jリーグで活躍している外国人を獲得することが近道だが、東京のフロントはKリーグの得点王に目を付けた。それがカボレである。

カボレは、Kリーグよりも条件のいい東京に来てくれた。しかし、条件の良さでチームを選ぶ選手は、更に条件がいいチームからオファーがあると、すぐに出て行ってしまう。カボレは、今季の途中で中東の金満チームに引き抜かれた。あっさりとカボレを引き抜かれた東京フロントに怒りを感じるが、胸スポンサーの撤退も重なり、資金難に喘いでいたフロントにとっては、ある意味渡りに船の話だったのかも知れない。

その後、金沢が磐田へ移籍。ただ、これはフロントのせいというよりは、若手を重用するJFK監督のもとではスタメンで試合に出られないということで、金沢自身が決断したことだと思われる。茂庭がケネディに壊され、ナオが大谷に壊され、長友が脱臼し、梶山が膝に痛みを抱え、スズタツが足首に痛みを抱える。・・・これら一連の不幸は、フロントは予想できないアクシデントである。それに、佐原の不調、大竹の不調、北斗の不調・・・草民の不調は仕方がないかな。

バックアッパーの不足が指摘されているが、中盤にナオ、羽生、今野、梶山がいる状況において、確かに外国人選手の獲得は難しかったであろう。外国人選手であればスタメンで使える選手でなければならないし、かといってナオ、羽生、今野、梶山のいずれかを控えにするわけにもいかない。バックアッパーとして大竹の成長が見込まれていたわけで、むしろ大竹の不調がフロントの計算を大きく狂わせたと言ってもいいと思う。

そして、ここにきて大きな計算違いが徳永の代表選出である。徳永には申し訳ないが、私も予想していなかった。DFのスタメン3名が代表に選ばれたわけで、確かに嬉しい誤算ではあるが、今回の仙台戦で平松をサイドバックで使わざるを得ない状況になったことは、徳永が代表に選ばれたからに他ならない。バックアッパーで北斗がいたわけで、北斗の出来が今ひとつだったのは、フロントよりも現場のせいであろう。

FWにはカボレ、平山、赤嶺、近藤、MFにはナオ、羽生、今野、梶山、スズタツ、大竹、浅利、米本、DFには徳永、ブルーノ、佐原、長友、茂庭、金沢、藤山、平松、北斗・・・・・フロントが「十分だろ」と考えるのも無理がないように思う。

実際はシーズン途中の移籍や怪我、代表選出などで満身創痍の状況になってしまったのだが、かなりの計算違いの出来事があったのも事実であり、フロントを責めるのは酷というものであろう。

ただ、来季は今季の反省を踏まえ、本当に優勝やACL進出を狙うのであれば、ある程度の計算違いが生じても対応できるだけの選手層を実現して欲しいものである。とにかく、カボレに代わるポイントゲッターの獲得は必須だし、梶山と同じくらいのキープ力、ナオと同じくらいのスピードがある選手も獲得して欲しいものである。そして、シーズン途中の補強について、ある程度準備しておく必要があることは、今季に思い知らされたわけで・・・。まずは、胸スポンサーの獲得。京王帝都電鉄が手を挙げてくれないかな。

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2009年11月15日 (日)

天皇杯敗退

昨年は準決勝までコマを進めたが、今年はベスト8にもなれないまま敗退が決まった。それもJ2の仙台に3対0の完敗である。東京が負けた時は、いつも落ち込むし、イライラするのだが、今回はさほど落ち込まないし、怒りも感じていない。東京の選手には申し訳ないが、私の心のどこかに「負けるだろうな・・・」という意識があったのも事実である。

それに、私は天皇杯という大会があまり好きではない。予選に関しては、試合を盛り上げる気がまるで無いし、長崎の次は丸亀ですか・・・って感じでドサ周りを強いられる。私も時々出張で地方へ行くが、地方に行くだけで本当に疲れる。ホテルで寝ても、疲れはとれない。これは、選手達も同じであろう。鹿島がほとんどホームで戦えているのに、東京はなぜこうもドサ周りを強いられなければならないのか。この差って何なの?といった感じである。地方の方々にサッカーの面白さを知ってもらうという目的があるのなら、人気チームである浦和や鹿島、マリノスといったあたりをドサ周りさせればいいと思うのだが・・・。変な力関係が働いているとしか思えない。

基本的に天皇杯は、アマチュアの大会にすべきであると思っている。プロなんだから、元旦くらい休ませろよ。天皇杯で決勝まで勝ち上がったチームは、つぎのJリーグで降格になる可能性が高い。結局柏もその一つであり、やはり元旦までサッカーをやらなければならないことは、選手にとって喜びではあるようだが、次のリーグ戦へ向けた準備に大きく影響すると思われる。それに、ベスト8をかけた戦いなのに、なぜフルメンバーで戦えないのか。確かにナビスコカップも予選はフルメンバーで戦えないが、ナビスコカップはJ1同士の戦いであり、相手も主力を代表に抜かれているから、条件にさほど差がない。しかし、今回の東京のように、ただでさえ怪我人が多い状況なのに、更に主力を代表にとられれば、アマチュア相手なら何とかなっても、J2のチームが相手では、かなり厳しい戦いになる。ナビスコ決勝があったから超過密日程で戦わされ、怪我人が続出し、代表に主力を抜かれ、更にドサ周りを強いられ・・・天皇杯の運営方法そのものに無理があるとしか思えない。

一つだけ残念なことがある。それは、ナオのことである。ナオは自身のブログで、もう一度浅利、藤山とピッチに立ちたいと綴っている。ナオの怪我が順調に回復すれば、天皇杯の決勝に間に合ったかもしれない。そうすれば、天皇杯の決勝の舞台で、ナオ、浅利、藤山がピッチに立つ最後の姿が見られたかもしれないのだ。ただ、実際に東京が決勝に進出すれば、浅利と藤山が同時にピッチに立てた可能性は低かったと思われる。天皇杯決勝をナオの復活の舞台ともしたかったが、来期を見据えて、無理をしないでゆっくり治療に専念した方がいいとの見方もある。ここで無理をして再度怪我をすることになれば、ワールドカップ出場にも大きく影響するわけで、ナオにとっても結果的には良かったのではないだろうか。

仙台は、J1への昇格を決めた強いチームである。今回の試合は、確かにふがいなかったかもしれないが、東京の選手達、JFK監督を責めることはできない。確かにナビスコ優勝チームがJ2のチームに負けるというのはどうかと思うし、天皇杯の準決勝でリベンジを果たしたかったであろう川崎にも申し訳ないが、よく頑張ったと言ってあげてもいいのではないだろうか。JFK監督は、東京が満身創痍の状態にあった中、ピークの状態を上手くナビスコ決勝戦に合わせてきたように思う。ピーキングに大成功したのだ。ナビスコ優勝の後、東京のチーム状態は明らかに低下した。いつもの決定力のない東京に戻ってしまった。サッカーチームは、常にいい状態を維持することは不可能であり、最高の状態をナビスコ決勝に合わせたことは、JFK監督の手腕とも言える。

ただ、来期はやはり攻撃陣の補強が必要である。チーム状態が悪い中でも、個人技で得点がとれる外国人選手が必要であろう。平山は、効いているし、よくやっているが、ポイントゲッターと呼ぶにはあまりに得点が少なすぎる。完全にチャンスメーカーの位置づけである。赤嶺のスタイル(普段は消えているが、ここぞと言うときにゴールを決める)であれば、少なくとも3試合に1点をとらなければ、スタメンは難しいであろう。近藤は、動きがあまりに鈍く、体重調整が上手くいってないのではないだろうか。スタメンどころか、東京の選手で居続けることすら危うい雰囲気がある。

さあ、これで残り3試合。梶山が2試合出場停止の中、どこまで賞金額をアップすることができるか。そして、リーグ戦終了後には、あの憎たらしい浦和の上に立っていなければならない。3連勝に向けて、是非ともFW陣の奮起に期待したいものである。

※明治大学が敗退したのは極めて残念である。優勝してACL進出を決めて欲しかったな~

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2009年11月10日 (火)

浦和劣頭サポの友人とのやりとり

浦和戦の後、浦和劣頭サポの友人からメールが来た。

劣頭サポの友人:「ナビスコおめでとうございます」

GoMa:「いえいえ、どういたしまして」

劣頭サポの友人:「今年もありがとうございました。」

えらくむかついたので、「う○こ」と一言だけ書いて返信した。

その後、冷静になった段階で彼とメールのやり取りをしたが、今季の浦和に対して、バリバリに危機感を感じているとのことである。昨日の試合にしても、確かに浦和は1対0で東京を破ったが、得点シーン以外は全くいいところが無かった。確かに個人個人の選手は巧いが、組織としてはボロボロであり、パスはつながらないし、攻め手に工夫が全くみられない。ポンテ、山田、坪井の衰え・・・。前半は11人対11人で戦っていたが、浦和の攻撃にいつもの怖さを全く感じなかった。

試合後、長々と歌を歌い続けたり、味スタから飛田給駅までの帰り道で、「We are 劣頭!」と叫びながら歩いている大馬鹿者がいたようだが、そういった一連の行動は、喜びと言うよりは、焦りから来ているものではないだろうか。後半は10人になったから仕方がないにしても、あれだけつまらないサッカーをみせつけられて、焦らないはずがない。東京に勝って久々に喜ぶ理由をみつけ、ここぞとばかりにストレスを発散させているとしか思えない。

東京に完敗していればフィンケの更迭話が再燃しただろうが、幸か不幸か東京に勝ったから、フィンケの続投はほぼ決まりであろう。これで来期もつまらないサッカーを続けることになるわけで、劣頭サポの中には、負けた方が良かったと考えている輩もいるかと思われる。

まあ、何を言っても負け惜しみになるから、これ以上は語らないが、いずれにしても、今まで完敗続きだった劣頭に対して、「勝てた試合だった」と思えるようになったのは間違いない。劣頭のことだから、来期も大枚をはたいて補強してくるだろうし、事は簡単に運ばないだろうが、今回の試合で、「来期こそは勝てる」との感触を得た。来期はボコボコにしてやろうではないか。

それにしても、明日、長崎で天皇杯ですか・・・。勿論勝って欲しいけど、無理をすることによる怪我にだけは気をつけて欲しい。選手の疲労はピークなのではないだろうか。正直なところ、私は天皇杯の運営のあり方そのものに疑問を感じている。なぜ、遠方で試合をしなければならないのか、なぜ予選を盛り上げる気がないのか・・・。そして、元旦にサッカーをできることは選手にとって大きな喜びらしいが、来期の調整に大きな影響を与えるわけで・・・。

ナオのこともあるから、決して負けてもいいとは思わないが、とにかく怪我にだけは気をつけて欲しい。無理をしないでくれ。それだけである。

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2009年11月 9日 (月)

今日の浦和に勝てなければ一生勝てないかも

5年ぶりにナビスコカップで優勝して、浦和の呪いが解けるかと思ったが、まだ継続しているようである。浦和は、怪我人がいたり、ポンテの欠場があるものの、一頃の浦和とはまるで違っていた。パスは繋がらない、走らない、動きが緩慢といった感じで、下位に低迷しているチームと戦っているようであった。

一方のFC東京は、ナビスコの疲れがあったとは思うが、出来としては悪くなかった。個々の選手の運動量は豊富だったし、「うまいじゃん」と思えるシーンが何度もあった。そして、今野の気迫は素晴らしく、本当に勝ちたいという気持ちがプレイに出ていた。ただ、ゴール前までボールを運んでチャンスは作るのだが、フィニッシュの精度が低く、そして浦和のゴールキーパーがけっこう当たっていたこともあり、得点できなかった。フィニッシュという意味では平山も迫力がないし、赤嶺も今日の出来では来期のスタメンは無理であろう。赤嶺がチャンスをしっかりとモノにしていれば、完勝と呼べる試合だったと思う。

ナビスコ決勝で川崎に完勝したとはいえ、東京は怪我人続出で満身創痍の状況にあることは間違いなく、今の東京が強いと考えるのは大きな間違いである。特に今回のように1点を先行され、その後相手にどん引きされると、全く点が入る気がしない。スペースを埋められた状況から、スペースを作るための工夫がみられず、結局放り込みサッカーになってしまう。これでは相手の思うつぼである。今の東京は、先行して逃げ切ることはできるが、先行されて守られると、どうにもならなくなる。やはり、東京にはスピードがあるエースストライカーが必要であり、来期の補強に期待したい。

梶山がイエローをもらったのも痛かった。これで2試合出場停止。こうなると、CBに平松か佐原を入れて、今野をボランチに上げるのかな。それから、攻撃力の低下を補う意味からも、椋原にサイドバックを任せ、長友を2列目に持ってくるという戦術を続けた方が良い。それから赤嶺。赤嶺フアンの私としては、何とか頑張って欲しいのだが、もう少しキレがほしい。普段消えているわけだから、決めるべき時に決めないと、本当に存在意義が無くなってしまう。近藤の出来がどの程度なのかわからないが、一度近藤のスタメンも見てみたいものである。

これで、目標は4位かな。ACL出場権の獲得は、ほぼ絶望であろう。まあ、今季の名古屋を見てもわかるように、中途半端なチーム状態でACLに出場しても、二兎を追う者は一兎も得ずではないが、全てがボロボロになる可能性がある。もう少しチーム力を上げ、選手層を厚くしてからの方がいいと思われる。

Jリーグは後り3試合。できれば全て勝利して欲しいけど、ナオも梶山もいない状況でどこまで戦えるか・・・。FC東京、そしてJFK監督の真価が問われる3試合になりそうである。

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2009年11月 5日 (木)

気持ちいいです~ナビスコカップ優勝~

Nec_0010 これほど気持ちが良い勝利は、そうあるものではない。下馬評では、明らかに川崎有利。それもそのはず、川崎には怪我人らしい怪我人は一人もいないし、Jリーグでも首位。禁じ手?の外国人3トップ。リーグ戦で広島から7得点をあげ、全く隙はみられない。一方の東京は、カボレが退団、茂庭が怪我、ナオが怪我、長友が怪我。梶山とスズタツも万全ではない。正に満身創痍の状況。そして、今季の川崎戦は、2試合とも逆転負け。そんな逆境を覆しての完勝なのだから、気持ちよすぎて、気持ちよすぎて・・・この気持ちよさを文章化することは不可能である。

ただ、勝ったから言うわけではないが、戦前から全く負ける気がしなかった。科学的な根拠はゼロ。全て非科学的な根拠によるものである。まずは、5年振りの決勝の舞台であったこと。5年周期という言葉があるでしょ。5年振りと言うことで、「勝つ」と思えた。それから、羽生がナビスコ優勝に縁があること。なんせ、千葉時代に2連覇しているわけで、羽生自身も負ける気がしなかったのではないだろうか。そして、圧倒的に下馬評が川崎有利であったこと。これは5年前と全く同じ状況。東京がホームであったこと。これも5年前と同じ。天気が良かったこと。これも5年前と同じ。知人のご好意で、良い席に座れたこと。これも5年前と同じ。川崎がナビスコ決勝前に7得点の大勝をしたこと。これは2年前に川崎が準優勝で終わったときと同じ。

これら一連の非科学的なジンクスから、全く負ける気がしなかった。そして、優勝報告会で、JFK監督から浅利の涙の裏話を聞かされる。なるほど。これは負けるわけがない。決勝の舞台になると、当然のごとくいつも以上に選手は緊張するだろうし、ミスを恐れてプレイが小さくなる。どうしてもセイフティなプレイを選択するようになる。100%の力を発揮することは、非常に難しいであろう。川崎は、今や間違いなくJリーグで最強のチームであり、100%の力を発揮すれば、そしていつも通りのサッカーを展開すれば、東京に負けるわけがないと思っていたはずである。一方の東京は違う。100%の力を発揮しても、川崎には勝てないと思っていたと思われる。個々の選手が、そしてチームが120%の力を発揮するしかないのだ。

しかし、120%の力というのは、特殊な状況下におかれなければ発揮できない。いくら練習を積んでも発揮できないのだ。実力以上の力とは、メンタルによって発揮されるものだからである。東京は、満身創痍の状況にあり、チームが一つになっていた。カボレのため、茂庭のため、ナオのため・・・。決勝の舞台に立てたはずなのに、無念にも立てなかった選手のために・・・。怪我をした後のナオの振る舞いは、東京の選手達に多くの感動を与えていたに違いない。そして、浅利の話は本当に涙なしでは語れない。5年前の決勝を怪我で出場できなかった浅利は、今回のナビスコ決勝に全てを懸けて練習に取り組んでいた。仕上がりも最高な状況にあったようだ。今季で引退するわけだし、メンバーに入れてやれよと思うが、JFK監督は勝負に徹して結論を出した。浅利はベンチ入りできなかった。メンバー発表の後、ロッカールームで泣き崩れたらしい。そんな浅利の姿を見ている他の選手達・・・。あまりにもドラマティック。あまりにも感動的。全ての選手が、そしてチームが、120%の力を発揮する環境が整っていたわけである。JFK監督が優勝報告会で語っていた。「5年前はジャーンの涙で優勝し、今回はサリの涙で優勝した」。全くその通りであると私は思う。

ここで、東京が強くなったと思ってはいけない。今回は、120%の力を出せたから勝てたのだ。Jリーグの試合で、再度120%の力を出せと言っても、無理な話である。ただ、ムービングフットボールが板についてきたのは間違いないし、涼しくなったこともあり、今の東京の選手達の運動量は半端ではない。そして、カボレが退団してから、JFK監督の采配が冴え渡っている。本当に頭を使ってメンバーを組んでいるという状況が感じられる。3日後には浦和戦が待っている。5年前のナビスコ優勝以来、一度も勝てていない。今回のナビスコ優勝で、浦和の呪いが解けたと思われる。この5年間、屈辱を味わいっぱなしだったわけで、単に勝つだけでは気が済まない。大勝。そう。大勝しかない。この5年間の屈辱を、今一度120%の力に結びつけようではないか。

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2009年11月 2日 (月)

ナビスコカップファイナルを楽しもう

いよいよ明日はナビスコカップ決勝戦である。カボレの移籍、ナオの負傷、茂庭の負傷、長友も肩の状態が万全ではない。そして、梶山、スズタツも万全な状態ではないようだ。確かに今のFC東京は、満身創痍に近い状況にあるが、ここまでくればそんなことを言っていられない。とにかく、元気な選手に頑張ってもらうしかないのだ。

思い起こせば5年前。ルーカスのVゴールで緑を粉砕し、ナビスコ決勝進出を決めた。決勝戦の相手は浦和。すぐにチケットを買おうとローソンに向かったが、なかなか端末がつながらず、チケットを買えない。ローソンチケットのカードを作ったり、チケット屋に電話をかけまくったりしたが、結局チケットをゲットできず。うなだれていたところ、その後、緑がサポーターのために準備していた決勝戦のチケットが東京に提供され、SOCIO会員は優先的にチケットをゲットすることができた。

5年前は、小学生であった娘と一緒にゴール裏の一番前で観戦。開門後、すぐに国立競技場は超満員になった。試合開始まで3時間以上あったが、とにかく決勝戦を楽しもうという雰囲気で、イケイケの方々も新しい応援方法を紹介したり、わけのわからない人形が出てきたり、とても楽しかった。T.O.K.Y.Oの踊りもとても楽しかった。ジャーンが退場になったときは凍り付いたが、その後、各選手の頑張りでPK戦に進み、見事に勝利。自分の姿がTVに映り、友人から「映ったぞ~」とメールをもらった。その画像がDVDにも映っており、一生の記念になった。本当に楽しいことづくしであった。

勿論、勝ち負けも大切だが、まずは決勝を楽しむことである。試合だけではなく、開門から試合開始までの時間もとても楽しい。5万人を超える観衆でウェイブをやるのも楽しいし、川崎との応援合戦も楽しい。とにかく、この時ばかりは思いっきり馬鹿になって、めちゃくちゃ弾けることである。

さて、戦前の下馬評は、5年前と同様に東京が不利である。攻めの川崎、守りの東京とも言われている。ちょっと悔しい気もするが、私はそれでいいと思う。ジュニーニョとチョンテセを抑えるのは勿論のこと、過去2戦では、レナチーニョが入ってからリズムを狂わされているような気がする。レナチーニョの素早い動きに惑わされ、ジュニーニョへのマークが甘くなったり、谷口をフリーにしてしまったり・・・。ジュニーニョとチョンテセを抑えることは勿論だが、私はレナチーニョにリズムを狂わされないことが大切だと思っている。そして、外国人特有のずるさに注意することである。まあ、過去2戦で高い授業料を支払ったのだから、その成果を見せつけようではないか。

東チューをみると、長友を2列目でジョーカーとして使うという話が出ているが、私は賛成である。肩に不安がある長友にサイドバックを任せるより、万全な状態にある椋原の方がいい。椋原は、攻撃力の点で長友より劣るが、守備という面では長友の上をいく。運動量だって、長友に引けをとらない。ナオがいないから、スズタツが右前で先発の可能性が高い。ジョーカーにふさわしい選手がいないわけで、長友をスズタツまたは羽生に代えてジョーカーとして使えば、かなり相手にとって驚異になると思う。後半の疲れた頃に、あの長友が前線を走り回ったら、間違いなく相手にとっては嫌だと思う。

そしてやはりキーマンとなるのは国立男の平山。なぜか平山は国立競技場で大活躍する。東京ダービーでみせてくれたハットトリックを再現して欲しいものである。

いよいよ開門まで24時間。試合開始まで27時間。さぁ。皆でファイナルを楽しもう。

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