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2009年10月 5日 (月)

カボレの退団が生んだ知将采配

「なぜ、名古屋が絶好調の時にあたるんだ」と危惧していたが、名古屋は水曜日にACLで川崎と死闘を演じており、かなり疲労していたようだ。もともとスピードでは東京の方が上だが、昨日の名古屋は、ケネディの高さを除いて攻撃に全く迫力がなかった。また、ACLで4強を決めたことが、選手に安堵感を与え、昨日の試合のモチベーションにマイナスに作用していたように思う。結果的に東京はついていたようである。そして、日本人だけで構成したチームで勝てたというのが何とも嬉しい。

これで今期の名古屋戦は3勝1敗。この1敗は、ナビスコ準決勝出場を決めた試合だから、全ての試合が東京に喜びをもたらした試合だったわけである。大勝、ナビスコ準決勝進出、逆転勝ち・・・・・。沢山のドラマを提供してくれた名古屋は、今期、東京のお客様であったわけだ。私が見る限り、ストイコビッチは、選手としては超一流だったが、監督としては???と思うのだが・・・。特に昨日の試合において、前半でマギヌンを下げていたが、東京側からすると大助かりだったわけで、采配の意図が理解できなかった。サントスのボランチというのも???

翻ってJFK監督。以前、彼には知将の才が欠けているとこのブログで述べたが、カボレが抜けてから、選手起用や戦い方にもの凄く頭を使っているように感じる。あれほど攻撃的なスタイルを貫くことに拘っていたのに、昨日の後半は守りに徹し、何と3枚目のカードは、赤嶺ではなくて藤山であった。モニの怪我で交代のプランが狂ったこともあるが、モニ→佐原、羽生→椋原、石川→藤山というように、全てが守備的な選手への交代であり、多分、こんなことは初めてであろう。

確かに攻撃的なサッカーは面白いが、それだけでは優勝争いに絡めない。強いチームとは、守るときに守れるチームなのである。よく、「東京は、守りにいって守れるチームではない」と言う人がいるが、今や、先発DFの3名が日本代表であり、東京は、鉄壁の守備を誇るチームといっても過言ではないのではないだろうか。

そして、椋原をサイドバックに入れ、徳永を上げたり、長友を上げたり、時には今ちゃんをトップしたに入れて3バックにしたり、思いがけない采配も目に付くようになった。カボレの穴は、JFK監督の頭を使った采配で完全に埋まったようだ。昨日の勝利でほぼJ2降格は無くなった。賞金圏順位の確保という目標があるが(勿論、できればACL出場権の3位以内を確保して欲しいが)、これからは来期に向けて色々な選手を試して欲しい。特に来期は、北斗をどうチームに組み入れていくかが課題と思われ、北斗を積極的に使って欲しい。あのクロスは、絶対に使える。もう迷うことはない。これからは、知将JFK監督の思いきった采配がみたいものである。

そして、ナオが久々の代表選出。FC東京サポ以外からも、「なぜ、ナオが代表に選ばれないのか」との声が聞かれていたが、ここにきてやっと代表に選出された。何とも嬉しい限りなのだが、私はあのノビタ監督は、ナオを代表に選ばないであろうと思っていた。なぜなら、ナオは、怪我が多いからである。ナオの怪我の多くは、相手のファールによって負うものではない。ほとんどが、急激な切り返しや、突破を図ったときなどに筋肉系やその周辺組織を痛めている。ナオは、スピードに関しては超一流であり、他の選手よりも早く動けることを特徴としており、筋肉やその周辺組織に大きな負荷がかかっているわけである。ナオの場合、筋トレによってそれを防げるというわけではない。筋肉がつくと、その分筋肉が素早い反応を示し、周辺組織に更なる負荷がかかって痛んでしまうのだと思う。車で言えば、エンジンがすごすぎて、シャーシがそれについて行けていないようなものである。平山、梶山、徳永、今野のようにそれほどスピードが無い選手は、怪我が少ない。筋肉へかかる負荷が、ナオと比べればずっと少ないからだと思う。長友は、走る速さは超一流だが、切り返しが早いわけではなく、筋肉には比較的素直な負荷がかかっているため、さほど筋肉系を痛めないのだと思う。

いずれにしても、ナオが代表に行って心配なのが怪我である。今や、東京にとって絶対に欠かせない選手。各選手の心の支えであるし、梶山の暴走をコントロールしてくれるし、平山の特長を引き出してくれているし、何と言っても決定力で外国人選手の役割を果たしてくれているのだ。ナオには、代表でもめちゃくちゃ頑張って欲しけど、それ以上に怪我には十分に気をつけて欲しいものである。

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