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2009年9月 1日 (火)

知将の才

まずは、今日の東チューの記事。
『FC東京の城福浩監督(48)が31日、ナビスコ杯準決勝第1戦・清水戦(9月2日・アウスタ)に向け、あくまでも攻撃的に勝利を狙う姿勢を強調した。スタイルの堅持こそ、最大の武器-。情熱家の指揮官は「このメンバーで勝ち取りたい」と、開幕前に掲げた「タイトル奪取」への強く、熱い思いを明かした。』

やっぱり・・・。攻撃的なスタイルを貫くようである。

そして城福監督は、記事の中で「勝ちにいく。そうでなければ、どういう結果が出ても悔いが残る。特別な戦い方をすることで、今までやってきたことを100%出せない場面があるとしたら、悔いが残る」と述べている。

ここで言う「特別な戦い方」とは何であろうか。守備的な戦い方、メンバーをいじった戦い方であろうか。結局、いつもの正攻法な戦い方を選択するようだ。どこまでもまっすぐな人柄、ぶれのない戦術、何とも微笑ましい限りだが・・・サッカーチームの監督としは???と思ってしまう。知性のかけらも感じられない。

先日の東京対大分の試合を観た方はおわかりだと思うが、結局、東京が挙げた1点はナオがらみ。米本のスーパーゴールはあったが、あれは相手を崩して得たものではない。米本には失礼かもしれないが、たまたま得られた得点である。結局、ナオが万全な状態でないと、得点できない状況が続いているのだ。東京のFW陣は相変わらず不調、ナオの怪我は完治していない、梶山は足首に痛みがある・・・そして今野と長友が不在。一方の清水は、先日の川崎との試合を観てもわかるように、絶好調を維持している。岡崎が不在になるものの、永井が怪我から復帰、ヨンセンがチームにフィット、兵働がキレキレというように、以前戦った清水とは明らかに別チームになっていると考えるべきであろう。ロスタイムのセットプレイ(それも、岡崎がとられたファールは、審判のミスジャッジ臭い)からの失点がなければ、Jリーグで2位につけていたチームであり、東京からみれば、明らかに格上である。

以前、広島戦@味スタでのペトロビッチの戦い方について批判したが、それでも広島は、現在、Jリーグで3位につけている。確かにJ2で断トツに強かったチームだが、J1に昇格したばかりなのに、24節を終えて3位なのである。あの時の東京は絶好調であり、それに対して広島は、主力の欠場があってチーム状態が万全ではなかった。ペトロビッチは、素直にチーム力の差を認め、やむを得ず守備的な戦い方を選択したのだと思う。あの後、引き続き好調を維持して3位につけている広島、不調に陥って7位に甘んじている東京・・・・・監督の戦い方の差も大きく影響していると考えるべきであろう。

チームを強くするには闘将でも可能である。そして、FC東京は、それなりに強くなった。しかし、チームを優勝に導くには、闘将に知将の要素も加わらなければ無理であると私は思う。あくまでも攻撃的に勝利を狙う、あくまでも自分たちのサッカーを貫く、その時調子の良い選手を使うといった戦い方は、馬鹿でもできるのだ。ほとんど頭を使わなくても良いからである。3連戦の戦い方、アウェイの戦い方、ホームの2戦目を見据えた戦い方、そして12日のJリーグ再開の試合までも見据えた戦い方ができてこそ名監督なのだ。このままでは、ハラヒロミと大差がない監督になってしまう。城福監督に、もう少し知将としての才、勝負師としての才を身につけて欲しいと思うのは、私だけであろうか・・・。

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