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2009年8月26日 (水)

主審の処分を公表

まずは、先日のサンスポの記事。

『日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は24日、22日のJ1第23節・柏-横浜M(国立)で高山啓義主審(35)に誤審があったとして、第24節とナビスコ杯準決勝の割り当てから外し、研修期間とすることを明らかにした。高山主審は後半13分、倒された横浜MのFW山瀬をシミュレーションと判定し、2度目の警告で退場とした。しかし、検証した松崎委員長は「柏選手のホールディング。ポジショニングの問題などで見えていなかった」とし、高山主審も誤審を認めているという。審判の処分公表はこれまでほとんどなかったが、日本協会・犬飼会長の要望で実施。松崎委員長は「今後、処分や公表の基準を作りたい」とした。山瀬の出場停止処分などは変更しない。』

「なぜ、誤審を認めているのに、山瀬の出場停止処分を変更しないのか?」と思うが、審判レベルの向上に向けて、日本サッカー協会のこの対応はそこそこ評価できるものである。Jリーグの審判のレベルの低さは、多くの方が認めるところであり、この方策によって、誤審が減るかもしれない。ただ、審判も人間であり、ある程度の誤審はやむを得ないであろう。この方策による弊害は、審判が誤審を恐れ、シミュレーションの判定をしなくなるのではないかということである。シミュレーションの判定をして「誤審だ、誤審だ」と騒がれ、処分されるくらいであれば、シミュレーションの判定をしないで流した方がいいと考える審判がいてもおかしくない。浦和のフィンケ監督のように、選手にシミュレーションを推奨する馬鹿監督がいるくらいであり、シミュレーションは今後も無くならない。シミュレーションは、アンフェアなプレイの最たるものであり、より厳しく取って欲しいくらいである。この方策によって、更にシミュレーションが増えるのではないかと懸念される。

私は、選手を守るジャッジ、公平なジャッジが大切だと考えている。以前、吉田寿光のジャッジについて怒りをぶちまけたが、特に腹立たしかったのは、森による長友への肘打ちを見逃したことである。マリノスの中澤への肘打ちを見逃した家本は処分されたようだが、なぜ吉田は処分されなかったのか。「わざとではなかった」「さほど、痛そうではなかった」「肘打ちが、かすっただけであった」など、色々な理由が考えられるが、中澤が骨折し、長友は大したことがなかったからというのは理由にならない。ビデオで観ると、森の肘は明らかに長友の顔面をとらえている。長友が大げさに倒れている可能性は否定できないが、肘打ちは肘打ちであるし、一歩間違えれば骨折や失明につながるものだけに、肘打ちの度合いによってファールにするかしないかが決まるのは明らかにおかしいのである。選手を守ることを考えれば、それが故意であってもなくてもファールにするべきであるし、悪質の度合いを抜きにして、肘打ち=一発レッドでもいいと思う。昨年、今野の肘が憲剛にあたり、今野は一発レッドで退場させられた。今野の生真面目な性格、プライベートで憲剛と仲がいいことを考えれば、まず故意であるとは考えられないが、それでもあの退場は仕方がないと考えるべきであろう。→それだけに、余計に森の肘打ちの見逃しが許せない。

サポーターが審判に望むのは、誤審をしないことではない(勿論、誤審をしないに越したことはないが)。あくまでも公平なジャッジ、ゲームを壊さないジャッジである。特に「ホームに有利な笛を吹く」ということは絶対になくして欲しいし、感情的に笛を吹くことを無くして欲しいのだ。だから、審判の失敗を処分するというよりは、公平なジャッジ、ゲームを上手くコントロールした審判に優秀ジャッジ賞を与えるなど、プラスの評価をしてあげたほうがいいと思うのだが、いかがであろうか。

それにしても、マリノスの意見書は認められ、東京の意見書は認められない。吉田寿光は、森の肘打ちを見逃した次の試合で、何事もなかったように笛を吹いていた。ツキがない?いや、ツキがどうこうと言うよりは、東京のフロントは、つくづくJリーグでの影響力が低いのだなと思い知らされた事例であった。

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