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2009年3月18日 (水)

出生から大学まで

 出生から大学までのの時期は、1.乳幼児期(~3歳)、2.保育期(4~5歳)、3.小学校期、4.中学校期、5.高校期、6.大学期の6期に分けられる。それぞれの時期において、子どもは何を学ぶべきなのだろうか。ちょっと偉そうだけど、私なりの考えを述べてみたいと思う。

1.乳幼児期
 この時期において、子どもは、第一に「愛情」を学ぶべきである。そして、親は子供に「愛情」を伝えなければならない。「愛情」を教えるのではなく、伝えるのである。親が「愛情」を伝えれば、子供は自然に「愛情」を学ぶ。ただ、親が子どもに「愛情」を伝えることは、非常に難しい。一歩間違えれば単なる過保護になってしまう。私は、親が子供に愛情を伝える最も簡単な方法は、両親が少しでも長く子どもと一緒にいてあげることであると考えている。一般的に父親は働きに出ているため、少なくとも母親が一緒にいてあげる必要がある(勿論、母親が働きに出て、父親が育児に専念してもOKである。)。共働きでないと家計が成り立たない家は、やむをえず保育所かじじばばに子どもをあずけることになるが、この場合は、子どもに「愛情」を伝えるのに、かなりの努力を要する。
 ここで、「子どもに最高の教育を受けさせたい」という理由から、両親が共に働きに出ている例がある。私立の学校に行かせるため、乳幼児の頃から英会話を学ばせるため、ピアノを習わせるため等、様々な習い事をさせるために、つまり子供の教育費を稼ぐために母親が働きに出ている例があるが、これは本末転倒である。そんな努力をするのであれば、子どもと一緒にいてあげた方が、どれだけ子どものためになるであろうか。子供は、寂しい思いをするだけである。まさに親の勘違いである。

2.保育期
 この時期において、子どもは、第一に「遊び」を学ぶべきである。私の周りをみると、この時期は、幼稚園に行く子が多い。よほど評判が悪い場合は別だが、私は、できるだけ近所の幼稚園に行かせることが望ましいと思う。「あそこの幼稚園は一流だから」「私立の○○小学校に行けるから」・・・等といった理由から、わざわざ遠方の幼稚園に通わせている親がいるが、これは、親にとっても子どもにとっても大きなストレスになる。
 「しつけ」や「知育」は親の役割であり、幼稚園に期待してはいけない。「いかに楽しく友達と遊ぶか」を教えてくれれば、それでいいのである。
 また、「お受験」なるものが始まるのもこの時期である。「私立の○○小学校に入れるため、お受験に向けた勉強をさせてくれる幼稚園がいい」と言っている親がいるが、かなり危険な発想である。
 この時期は、「遊び」を学び、「遊び」を通して身体も鍛えられるのである。「けんか」も必要である。「けんか」をして、友達に謝ったり謝られたり、仲間はずれにしたりされたり、ブランコで遊んだり、外を走り回ったり・・・そういったことを通して子どもは心身ともに大きく成長するのである。この時期に友達と遊ぶこともなく勉強ばかりしていたら、どのような人間になるのか・・・。最近、メールでしか会話が出来ないような輩が増えてきているようだが、保育期からの「お受験」も一つの理由になっていないだろうか。

3.小学校期
 この時期において、子どもは、「友達作り」を学ばなければならない。とにかく、沢山の友達を作り、沢山の友達と話をすることが大切である。公立の小学校であれば、近所に様々な友達がいる。そして、様々な環境の子供がいる。貧乏な友達がいれば、金持ちな友達もいる、勉学が優秀な友達がいれば、勉学が苦手な友達もいる、時には障害を持った友達もいる。大人になって世間に出ると、様々な人達と接することになるが、様々な人たちと接する術を身につけるには、様々な人たちと接する経験をすることなのだ。口で説明してもわかるものではない。私立へ行けば、当然、一定の水準以上の子供だけが集まっており、様々な度合いの幅が狭まるわけである。それが子供のためになると考えている親がいるが、それは子供のためではなく、自分が安心していたいだけなのである。

4.中学校期
 この時期でも大切なのは「友達作り」であり、その理由は小学期と同じである。但し、中学2年くらいから、そこそこ勉強に力を入れなければならない。私は、楽しい高校生活を送れる高校は、偏差値が60~65くらいの高校が丁度良いと考えている。詳細は、高校期で述べるが、とにかくこのレベルの高校へ行くためには、少なくとも中学2年から勉強をすることが必要である。かといって、中学2年から受験勉強をする必要はない。中間試験、期末試験の前にちゃんと勉強をした方がいいということである。勿論個人差はあるが、できれば試験の3週間前、遅くとも2週間前から準備をすれば十分である。当然、塾へ行く必要は全く無い。
 目指す高校に関しては、公立でも私立でもいいと思うが、大学の付属高校は勧めない。一流大学などは、明らかに大学からの方が、入りやすいからである。例えば、早稲田や慶応の付属高校に入れるような子は、東大、一橋大、東工大クラスに十分入れる可能性のある子である。明治や立教の付属に入れる子は、早稲田や慶応に入れる可能性が十分にある。付属校は、早めに優秀な子を確保してしまおうとの発想であり、私は優秀な子の芽を摘んでいると思っている。子供も、受験を回避するために付属へ行くわけだが、後述するように、私は楽をして大学へ行くことには反対である。

5.高校期
 高校は、偏差値が60~65くらいの高校がよいと思っている。これ以下だと、先生が今一つ生徒を信頼しておらず、結構規則にうるさい。また、これ以上だと、学校側が強制的に受験勉強をさせたりする。進学指定校なるものがあるが、私はそんな学校に子供を行かせたくない。偏差値60~65の高校は、先生は生徒をそこそこ信頼しているから、規則のことをとやかく言わない。私の知る限り、このクラスの都立であれば、茶髪、ピアス、パーマなど、何でもOKである。また、受験勉強を強制されることが無く、本当に自由である。よく、生徒に強制的に勉強させるような高校を好む親がいるが、私はそれは間違っていると思う。そもそも、大学は、押しつけられて行くところではない。本人がやる気になって行くところなのだ。学校が勉強を押しつけても、決していい結果にはならない。とにかく、本人の問題なのである。
 「お受験」は、親が子供に押しつけて勉強させるものだが、この時期の受験勉強は、自ら進んでやるものである。一生懸命勉強して入った大学は、例え第一志望の大学でなくとも誇りを持てる。私は、第一志望の大学へ行けなかったが、自分が卒業した大学を誇りに思っているし、大好きである。一生懸命勉強して入ったところであり、何ら恥じていない。だから大学時代のゼミの教授に仲人をお願いしたし、今でも大学時代の仲間と定期的に会合をもっている。最近は、推薦で大学へ行くケースが多くなっているようだが、私は悪しき傾向だと思っている。付属から行くのも同じである。人生の中で、一度くらい血のしょんべんが出るくらい勉強したっていいじゃないか。だから、私は、自分の子供に浪人をすすめる。本当に行きたい大学があるのなら、とことんチャレンジしてほしい。その結果、第一志望の大学へ行けなかったとしても、この時期に一生懸命勉強したことは、必ず大きな財産になる。

6.大学期
 遊ぶもよし、勉強するもよし、恋愛するのもよし、他人に迷惑をかけなければ、とにかく本人がやりたいようにやればいいと思う。ただ、アルバイトは、是非ともやるべきである。お金を稼ぐとはどういうことか学べるし、アルバイトの内容にもよるが、社会の厳しさも学ぶことができる。ちなみに私はボウリング場と製薬会社でアルバイトをした。製薬会社のアルバイトを通して医療の世界に興味を持ち、それが今の仕事に結びついている。

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