エンタテイナー平山
いやはや。試合中に何度笑い転げたことでしょうか。何度怒りを感じたことでしょうか。そして、2回だけ大喜びさせていただきました。全て、平山君のお陰です。
天皇杯4回戦のベガルタ仙台戦。アントラーズ戦ではいい動きをしていたのに、なぜか今回の平山は動きと判断が遅い。パスを出そうかと迷っているうちに、相手DFに詰められ、ボールを奪われる。おまけに足をかけられて、転ばされる。なぜか、平山がこけてもレフェリーはなかなかファールをとってくれない。レフェリーが平山のことを嫌っているのか、単に平山のコケ方が下手なのか・・・・。下半身が安定していないためか、とにかく平山はこけまくる。ころんころんころんころん・・・・。グハグハグハ・・・・。我々は、真剣勝負を観ているはずなのに、思わず笑ってしまう。下半身が安定している長友は、ほとんどこけないわけで・・・。もうちょっと長友を見習って下半身の筋力アップに努めてはどうだろうか。
あんなに背が高いのに、明らかに平山よりも背が低い選手にもハイボールで競り負ける。ジャンプのタイミングが悪いのか、飛ぶ位置が悪いのか、何も考えないで飛んでいるだけなのか・・・。ハイボールの競り合いで平山が勝ったのを見た記憶はほとんど無い。たまに競り勝ったと思ったら、腕を使ったとかでファールをとられる。競り合いで平山がこけても、大概は平山のファールにされてしまう。やっぱり嫌われてるのかな。
サッカーを観ていると、「ゴールだ!」と思う瞬間がある。あとは足を振り抜くだけ。または、頭で合わせるだけ。ベガルタ戦で、平山に5~6回ほどそのような光景が訪れた。「やったー」のポーズをとろうと、我々は椅子から立ち上がる。拳を突き上げようとしたその瞬間、平山の足から放たれたボールは、なぜかゴールネットと違う方へ飛んでいく。椅子から立ち上がりかけ、あとは喜ぶだけという状況の我々は、そのままこけるしかないわけで・・・。ころんころんころんころん・・・。平山は、自分がこけるのもプロだし、観客をこけさせるのもプロである。
それでも、何だかんだ言っても平山の2ゴールで東京が勝利したわけで・・・。確かにいずれもごっつあんゴールだったけど、形はどうであれゴールはゴールである。「平山のゴールが東京を救う」という見出しが新聞に出ていたし、特にロスタイムの平山のゴールは、我々を歓喜させてくれた。
観客を飽きさせないエンタテイナー平山。客を呼べる男である。やはり、平山は色々な意味で凄い選手なのかもしれない。
ベガルタ戦だけど、試合内容は明らかにベガルタが押しているようにみえた。観戦していたオシムは、「どっちがJ1のチームかわからない」と言っていたようだ。ただ、私は違う見方をしている。確かにベガルタの選手のプレスは非常に効いていたし、本当によく走っていた。気迫も感じられた。ただ、天皇杯は、同点なら延長戦まで戦わなければならないわけで、その割には前半から飛ばしすぎの感があった。案の定、後半は疲れから走れない選手が続出していたし、後半の30分過ぎには足がつっている選手も何人かみられた。
東京の選手は、言い方が悪いかもしれないが、ちょっと流し気味に戦っていたんじゃないかな。やはりリーグ戦が大事だし、ベガルタの戦い方に合わせて怪我でもしたら大変である。「怪我をしない程度に戦おう」みたいな雰囲気が私には感じられたが、いかがであろうか?明らかにベガルタが押しているようだったけど、結局は最後の詰めや決定力の差で2対1。たかが1点差だけど、これがJ1とJ2の大きな差なのではないだろうか。
それにしてもスズタツはすごい。上手いし、早いし、賢いし・・・平山と真逆の選手である。何が何でも完全移籍で獲得しましょう。
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