精神疾患への偏見を無くそう
子どもが熱を出すと、38度くらいの熱でも慌てて病院へ連れて行く親が多い中、子どもの精神状態が不安定だと思っても、すぐに精神科の病院に連れて行く親は少ない。例え連れて行くとしても、近所の人に見られないように、こそこそと隠れるように連れて行く方が多いのではないだろうか。
我が国は、先進国の中でも特に精神疾患に対する偏見が根強く残っている。昔は、精神科病院のことを「きちがい病院」という呼び方をしていたし、精神病患者が家族にいる家とは結婚させない・見合いをさせないみたいな風習もあった。また、今でも、精神科の病院や精神病患者のグループホームなどが近所に建設されることを知ると、反対運動を繰り広げる方が多いのではないだろうか。我が国には、精神病の患者=危険といった偏見が、根強く残っているのだ。
確かにTVの事件報道をみると、殺人事件などがおきるとすぐに「犯人は精神科通院経験あり」とか「すぐに犯人を精神鑑定」と伝えているし、「精神病だから殺人を犯す」と誤解しても不思議ではない。そのためか、電車に乗っていて、隣に奇声をあげている人が座ってくると、恐怖を感じて席を移動してしまう人が多いようだ。
ただ、実際はほとんどの精神病患者は攻撃的ではない。勿論、中には攻撃的な精神病患者がいるが、そういった方はわずかであり、基本的に攻撃的な患者を一人歩きさせることはない。そもそも、殺人を犯すときの人間の精神状態がまともなはずがなく、これは精神病だからまともではなくなっているのではなく、色々なことで追い詰められ、徐々に精神状態が不安定になって殺人を犯すに至るのである。
また、精神疾患といっても様々であり、精神薄弱、精神分裂病(統合失調症)、躁鬱病は全く異なるものである。
現代人の多くは、ストレスなどから3人に1人が何らかの精神疾患に罹っていると言われている。特に統合失調症や躁鬱病になった方が周りにいる人は、少なくないのではないだろうか。これらの病は、全く普通の精神状態だった方が、突然罹っても不思議ではなく、私も含めてこのブログを読んでいる皆さんの誰が罹ってもおかしくないのである。まさに風邪と同じで、誰が罹っても不思議ではない。そして、今は、子どもの躁鬱病も増えてきているようである。
まず、子どもの精神状態が不安定だと思ったら、すぐに近所の精神科(精神科という名前に抵抗感がある方が多いためか、最近はメンタルクリニックとの看板が増えてきている)で診てもらうべきだ。程度にもよるが、治療が早ければ、カウンセリングや投薬治療で治癒する。市町村の保健師が家庭訪問した際、子どもの精神状態が不安定だと思っても、なかなか精神科に罹るように親に勧められないそうだ。「私の子どもがきちがいだというのですか?」と言ってくるバカ親が居るようだ。昔の人は、精神薄弱の人を「きちがい」と呼んでいたと思われるが、この親は、精神薄弱と躁鬱病の違いを全く理解していないのである。学校の教師も同じである。生徒の精神状態が不安定だと思っても、なかなか親に精神科の受診を勧められないそうである。親を説得するのに1年、そして子どもを説得するのに1年、精神科に連れて行くのに2年を要し、やっと連れて行っても、そのころにはすっかり病気が進行し、治癒しにくくなっているというケースが少なくないようである。
欧米では精神科のかかりつけ医がいることがステイタスになっている。看護師も、精神科の看護師がエリートなのである(日本では、救命救急や外科の看護師がエリート扱いされている)。日本も先進国の仲間入りをし、ストレス社会になっているわけであり、そろそろ精神疾患や精神科病院に対する意識を変えるべきではないだろうか。現在、巷では信じられないような殺人事件や自殺が増えているが、風邪と同じような感覚で皆が精神科を受診するようになれば、こういった状況がかなり改善されると思うのだが、いかがであろうか。
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投稿: シャネル スーパーコピー ヘアアクセ zozotown | 2021年9月 7日 (火) 02時54分