千葉戦を終えて
千葉の立場からみれば、試合前、昨日の東京戦は「負けなければいい試合」に位置づけていたのだと思う(勿論、勝つに越したことはないが)。相手はJリーグ3位でホーム。前半は、守備重視でしのいで、後半に巻を投入してから総攻撃みたいなゲームプランだったようだ。千葉にとって大切なのは、東京戦よりもその後の緑・札幌・新潟戦を落とさないこと。降格圏脱出のためには、この3連戦が極めて大切なのである。
ところが、今野の退場によって東京が10人になる。なおかつPKゲット。監督、選手、サポーターの脳裏に「勝てる」という気持ちが頭をよぎっただろう。しかし、同時に千葉にとって、「負けなければいい試合」が「絶対に負けられない試合」になったのだ。なぜなら、試合開始10分もたたないうちに10人になった相手に負ければ、再度、自信喪失になり、開幕当所の千葉に逆戻りになる可能性が高いからである。自信を喪失すれば、後に続く緑・札幌・新潟戦で3連敗する可能性も十分あるわけだ。ミラー監督は、目の前の試合だけではなく、先も見据えて当所の守備重視の戦術を変えなかった。プランを崩せばやられる。引き分けでもいいのだ、負けなければいいのだ。負けなければ、千葉が拠り所にしている「ミラーになってからの不敗神話」も続くことになるのだ。
結局千葉は負けなかった。自信も喪失しなかった。不敗神話も残った。やはり、ミラー監督はただ者ではない。
(ところで、私は東京に次いで千葉が好きである。札幌も好きである。この2チームには、絶対に降格して欲しくないと思っている。)
そして我らがJFK監督。昨晩はちょっと愚痴らせてもらったけど、終盤、交代要員として赤嶺と近藤を送り込んだのには驚いた。絶対勝つんだというメッセージ。それに応えるかのように、終盤は明らかに東京が攻めまくっていた。選手も、最期まで走りまくっていた。こんな試合を見せられて、しびれない奴はいないでしょ。勝負所をしっかりおさえ、選手にもやる気を出させ、なおかつ観戦者を決して落胆させない戦いぶり。まるで、ナビスコカップの決勝を観ているようであった。JFK監督。ミラーに勝るとも劣らない素晴らしい監督である。
昨日の試合は、実は歴史に残る好ゲームだったのかもしれない。11人対10人なのに、観ていてものすごく面白かった。結果は引き分けだけど、何なのだろうか・・・この充実感、そして満足感。悔しさはあるけど、空しさは全く感じない。
昨日は雨で味スタが満員にならなかったけど、昨日のようなゲームを続けていれば、「無料チケットばらまき」という姑息な手段を使わなくても、味スタが満員になる日は近いと思う。FC東京は、間違いなく日本が誇れるチームに向けて歩み出している。
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