加地
加地が代表引退を表明。スポーツ新聞などで大きく取り上げられている。加地はまだ28歳だから、代表の引退とはいえ、早いと言えば早い。加地ファンの多くは、「まだ代表の加地を見たい」と考えていることであろう。自分もその1人だが、本人が決断したから仕方がないわけで、とにかく加地にはご苦労様でしたといいたい。
加地が代表に呼ばれた時は、FC東京に在籍していた。右サイドバックのスペシャリストとして、石川とうまく連携がとれていた。確かに運動量が多く、当時、東京の右サイドは敵から見て脅威になっていたと思う。ただ、けっこうポカも多く、安心してみていられなかった。そして、選手としては小粒の印象があり、当時「加地は代表に選ばれるべきだ」と思っていたFC東京サポーターはほとんどいなかったのではないか。私もその1人であり、娘にレプリカのユニフォームを買ってあげる際、「他チームから呼ばれることもないだろうから(お呼びがかからない)、ずーっと使えるように加地のユニフォームにしておいたら」と言っていたくらいである。
それが突然ジーコジャパンに呼ばれる。正直、あり得ないと思った。ところが、代表に呼ばれるどころか、しっかりと右サイドバックのスタメンの座を確保。そして、代表に選ばれた自信からか、そこからプレイの幅が広がり、運動量だけではなくクロスの精度も向上。「勝負しろ」と思ったシーンでボールを後ろに戻すことが多かったが、とにかく急速に成長した。
そしてガンバへ移籍。ちょうどその時、東京に徳永が入団したこともあり、東京サポの多くが徳永>加地と思っていたから、加地の移籍に異議を唱えるものは少なかった。その後、徳永が思ったほど成長していないので、今では「加地>徳永だったかな・・・」と思っている者も少なくないと思うが。加地はガンバで更なる成長をとげ、ガンバでは看板選手の1人になったし、なんとテレビCMにまで登場するようになった。とにかく加地はジーコに足を向けて寝られないであろう。
オシムになってからも代表に呼ばれ続けていたが、岡田Jになってから、右サイドバックに内田が使われるようになり、そして、長友も呼ばれるようになった。長友は、加地の専売特許であるはずの運動量がもの凄い選手であり、加地の存在意義が薄れてきたのも事実である。加地は岡田Jではスタメン出場がかなり難しい状況になったといえる。代表引退の背景には、彼らの台頭が大きいのではないかな。また、加地にとって、ガンバ>代表という面もあると思う。ガンバはJリーグでも優勝をねらえる強豪だし、ACLにも出場している。代表に振り回されるよりも、ガンバに注力した方が得策と考えても不思議ではない。
代表では、元東京の選手として加地を応援していたが、これからはガンバだけに注力ということで、完全なる敵となった。まあ、他チームとの試合の時は応援するけど、東京戦ではくれぐれも活躍したいようにね。とにかく、ご苦労様でした。
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