お受験不要論
子どもを実験台にするつもりはなかったけど、何としてもお受験不要論を証明したかった。そのため、うちの子どもには一番近所の幼稚園、公立の小学校、公立の中学校に行ってもらった。勿論、塾には行かせていない。
よほど評判が悪いのであれば別だが、幼稚園は近いところが一番である。遠方であれば、送り迎えが大変であるし、子どもにバス通園を強いることになる。大学の附属という理由で、遠方の幼稚園に通園させている親がいるが、私には理解できない。親の見栄しかないように思う。
小学校時代に一番大切なことは、少しでも多くの友達を作ることである。決して勉学ではない。この時代に友達づくりを経験しないと、友達づくりや人間関係が下手な子になる。多くの友達を作り、できるだけ外で遊ぶ。友達は、決して自分の思い通りにはならないから、挫折も経験するし、楽しく遊ぶことで健全な心身が育成される。小学校からお受験ということで勉強中心の生活をおくらせれば、友達の数が少なくなるし、遊びも学べない。外で遊ばなければ、体力も向上しない。青白いもやしっ子になってしまう。うちの近所に小学校から私立に行っている子がいるが、近所に友達が少ないためか、いつも1人で遊んでいる。我が家の前には、いつも友達の自転車が3~4台停まっているから、大きな差である。
「早い時期から勉強させないと、難関大学には入れない」という話を耳にするが、多分、これは塾が作り上げた話だと思う。少子化が進み、何処の塾も生き延びるのが大変である。ましてや我々の時代のように、一部の子どもだけが塾に行くだけでは、決して経営が成り立たない。当然、全ての小学生を塾に来させようと企てるわけである。親の不安感を高め、塾に来させているのだ。それに見事に騙されているのが、世のお母さん方。幼児期から英語を習わせている親はその典型。英語は、使わなければ忘れる学問であり、幼児期から習わせても意味がない。そもそも英語は通じればいいわけで、ネイティブな英語なんか必要ない。私の友人で、大学時代は全く英語が苦手だったやつが、1年くらい海外勤務しただけでペラペラになっていた。要は、必要に迫られれば、話せるようになるのである。
中学校時代に大切なことは、やはり少しでも多くの友達を作ることである。一生の友達は、中学生時代の友達であることが多い。ただ、中学3年になれば、勉強も大切である。高校受験があるからである。私は、本当に勉強をスタートさせなければならない時期は、中学2年の2学期からとみている。
高校受験を避けるために、大学・高校附属の私立中学に入れたがる親がいるが、附属の私立中学は非常に効率が悪い。大学のレベルに比べて、中学校のレベルが非常に高いのである。早稲田大学の附属の中学校に入れるような子どもは、十分に東大に入れる能力があると思うし、立教や明治の附属に入るような子は、早稲田大学や慶應大学に入れる能力があると思う。そういった優秀な子を早いうちに確保してしまおうというのが私立の考え方である。そして、附属の小学校や中学校は、あまり勉強しなくても上の大学に行けるというメリットがある。だから、勉強しない。立教大学においては、附属組の英語力と、受験組の英語力に大きな差があった。結局、優秀な人材を飼い殺しにしてしまっているのである(勿論、全てではないが)。
それから、受験は決して苦しいだけのものではない。私にとって、受験勉強した1年間は、非常に充実していたし、自分にとって、とても良い経験であった。その時は確かに辛いけど、今思い返せば、楽しいかったとも言える。そもそも、受験を苦しいものにしているのは、親である。毎日塾に通い、友達とも遊ばず、夕飯もろくに食べないで夜遅くまで塾で勉強。雨の日も雪の日もである。これでは辛いであろう。まず、小学生、中学生に塾は必要ない。家で勉強できなければ、図書館で勉強すればいい。参考書や問題集は、良いものが沢山販売されている。自分に適したものを買ってきて、それをやればいいのだ。図書館は、本当に集中して勉強できる。
うちの子どもは、とりあえず希望する高校に合格できた。勿論、都立高校である。私が行きたかった高校(私は受験することもできなかった)だから、親のリベンジを果たしてくれたことになる。塾に行かなかったから、受験勉強もそれほど辛くなかったようだ。そうすれば、2年後の大学受験の際、再び受験勉強に打ち込むことができる。親が決めた大学ではなく、自分で行きたい大学や学部を決め、合格の栄光を勝ち取って欲しいものである。
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コメント
読んでいて、スカッとしました。この様に考えている方がいる事がわかって、本当にうれしいですo(^-^)o
投稿: 全く同感ですぞ | 2009年2月 7日 (土) 23時01分
同意してくださる方がいてとても嬉しく思います。有り難うございました。
投稿: GoMa | 2009年2月10日 (火) 12時15分
息子は現在5年生で、妻の意向で中学受験のために大手進学塾に通わせていますが、本人のやる気のせいか、大して成績も上がらず、とても大変そうです。
投稿: | 2013年6月 4日 (火) 09時37分