手術日2
病棟のベットに寝させられ、そのまま病棟へ。個性派の爺さん軍団が、何も変わらずそのままの個性で待ちかまえている。ただ、今回はそれどころではない。独り言、いびき、徘徊、TV・・・そんなことはどうでも良い。なんせ、まだ麻酔が切れていないため、下半身が全く動かない。寝返りがうてない。そのため、妙に腰が痛い。腰から下側に麻酔が効いているのだが、なぜか腰は痛い。とにかく、腹が減った~。水でもいいから飲みたい。とにかく、9時までの3時間を我慢すれば、少なくとも水を飲める。
手術がうまくいったので、子どもと犬に餌をあげなければならず、かみさんは帰宅。一人になって頼りになるのは看護師さんだけである。とにかく、腰が痛い。寝返りをうちたい。「寝返りをうたせてほしい」とお願いするためにナースコールを押すか・・・。なんか知らないが、今回入院してから1回もナースコールを押していない自分を妙に誇らしく思っていた。これは、ナースコール爺さんの影響も大きいと思う。ああいう爺さんにはなりたくない。ただ、あまりにも腰が痛いので、ナースコールを押した。すぐに看護師さんが来てくれた。「腰が痛いのですけれども、寝返りをうてなくて・・・・」。看護師さんは、「わかりました」と言って、すぐに自分の体位を変えてくれた。よく考えれば、老人相手で体位変換はお手の物なのだ。ベッドにつかまって、一生懸命上半身の力だけで体位変換しようとしていた自分が馬鹿に見えてきた。
そうこうしているうちに時は流れ、やっと9時になった。少しだけなら水を飲むのを許された。しまった。かみさんに飴玉を買ってきてもらうのを忘れていた。仕方なく、水だけで我慢する。ひもじすぎる。
時間の経過とともに、順調に麻酔が切れてきて、右足をやっと折り曲げられるようになった。これだけでもかなり楽になった。そして、徐々に左足の感覚ももどってきた。それなりに寝返りもうてるようになってきた。ラッキー。かなり楽である。
しかし、それと同時に予想しなかった事態が。ち○ち○の先に導尿カテーテルをいれているのだが、これが妙に気になるのだ。ち○ち○の先が痛い。寝返りを打つと、引っ張られるような感じで、かなり痛い。実は、前回もこのカテーテルを入れていたのだが、その時は全く気にならなかった。それは、前回は骨折ですぐに痛み止めを使ったため、ち○ち○の先の痛みも和らげられていたのだと思われる。腰も同じである。今回は抜釘なので、基本的には痛み止めを使わない。だから、痲酔が切れると、導尿カテーテルの挿入感がはっきりとわかるのである。
股間から管が出ていて、それが尿バックにつながっているのだが、眠るとそれを蹴ってしまいそうな感じもあり、気になってなかなか眠れない。「管が外れて、オシッコまみれになったらどうしよう?」等とくだらないことを考えてしまう。仕方がないので、2回目のナースコール。「すみません。もう両足が動くようになったので、痲酔もほとんど切れたと思います。この導尿カテーテルを抜いてくれませんか?」もう、カテーテルを抜くのは誰でも良い。前回は、スケートの岡崎のような子で大喜びしたが、この際、婦長さんでも誰でもいいから抜いて欲しい。ところが、結論は×。膀胱は、痲酔から覚醒するのが一番遅く、朝までカテーテルを抜けないとのこと。ひぇ~。カテーテルを抜くと、膀胱に尿がたまっても、痲酔で尿意をもよおさない状態となり、下手をすると膀胱が破裂するそうである。前の会社で導尿カテーテルを作っていたが、そんな話は初めて聞いた。でも、仕方がない。結局、入眠剤をもらい、何とか眠ろうと努力した。しかし、いつになく隣のじいさんのいびきはでかいし、ナースコール爺さんは10分おきにナースコールを押し続けているし、突然TVがなり出すし、一向に眠れない。また、前回と違って痛みが少ないせいか、ち○ち○が余計な反応を繰り返す。反応すると、しこたま痛い。そこで、なんとか痛み止めの座薬をもらい、それを入れた。実は、手術した足の方は、軽くうずく程度で我慢できない痛みではない。痛いのは腰である。座薬を入れてほどなく腰の痛みが消え、なんとか入眠モードに入った。
そのまま朝へ。早朝、「カテーテル抜きましょうね」と看護師さんが来てくれた。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!・・・と思ったら、眼鏡の看護師。別に眼鏡は嫌いではないが、インテリ風の顔をした看護師さんである。まあ、贅沢は言わない。ただ、カテーテルを抜くとき、なんか汚い物体をつまむようにわたしの股間をつまんでいたあの姿は忘れない。当然、何の反応もしない。あ~、ちっとも気持ちが盛り上がらない。
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