抜釘手術翌日
導尿カテーテルも抜けたし、寝返りも打てるし、ほぼ普通の状態の人間に戻った。それにプレートと釘も無いのだから、サイボーグでもなくなった。ほんとうに、五体満足というのは素晴らしいことである。
そして、待ちに待った朝食。パン、サラダ、マンゴーだけであったが、とても美味しかった。なんせ35時間ぶりの食事である。うめ~。豚のように朝食を食べた。
基本的には、手術部位の痛みはほとんど無い。確かに骨折したときの痛みの1/100程度である。また、導尿カテーテルが抜けたので、トイレに行くついでに歩いてみた。術後初めての歩行と言うことで看護師も一緒だったが、ほとんど普通に歩くことができた。足をついたとき、少し痛む程度で、十分我慢できる範囲である。これなら大丈夫そうである。土曜日の横浜FC戦にも行けそうである。ただ、ゴール裏は無理かな。ゴールを連発され、跳ねることになったら大変である。いずれにしても、よかったよかった。
ただ、オシッコをしたら、尿道がしみて痛かった。カテーテルが入っていたから仕方がないが、思わず顔をしかめるような痛みである。また、カテーテルを入れたせいか、膀胱に空気がたまっていたようで、それがオシッコの終わりにブブブブと音をたてて出る。まるでチ○チ○がおならをしているみたいである。本当に導尿カテーテルは嫌いである。
退院は明日でも明後日でもいいようだが、とにかく早くこの特別養護老人ホームから抜け出したいので、明日にでも退院したい。オペ室で担当のH先生に聞いたのだが、大学病院の整形外科は、どこもこんなもの、つまり患者のほとんどが老人らしい。「GoMaさんのような若い患者は、珍しいですよ」と言われた。また、大学病院で骨折の治療を行うことは少なく、通常は他院に紹介してしまうようだ。私の場合は、かみさんがK大学病院で働いていたことがよかったようで、それでオペ室をあけてくれたらしい。つまり、大学病院で骨折や抜釘手術をする人は、コネのある人だけとのことである。そんなものなのか。だから、整形外科に若い患者さんは、まずいない。
それにしても、整形外科の看護師は大変である。基本的には、動けない患者さんばかりだから、自分でトイレに行くことはできない。体位変換もできない人が多い。そのため、ナースコール爺さん以外の患者さんも、しょっちゅうナースコールを押している。私の目には、外科病棟以上に大変そうに見えた。徘徊爺さんは、やはり軽い精神障害があるようで、途中から「俺は飯を食わん」と言い出していた。精神看護まで求められており、本当に大変そうである。
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