女性の社会参加について
ここのところ、女性の社会進出はめざましいものがある。キャリアウーマンなどと言う言葉を使用する方が恥ずかしいくらいである。女性管理職は当たり前になりつつあり、女性社長も急速に増えているようだ。
そして、その一方で進んでいるのが急速な少子化である。女性が結婚しなくなった、女性が子供を産まなくなった・・・当然のことながら男性にも非があるわけであるが、とにかく子供を産まない女性が増えているのは間違いがない。
そして、この発言はタブー視されがちであるが、私は、この“少子化の最大の原因は女性の社会参加にある”と考えている。そもそも人間の生活というものは役割があり、一昔前までは「男性が外に働きに出て、女性は家庭を守る」というのが一般的な考え方であった。動物の世界でも役割分担は明確であり、オスは狩りに出かけ、メスはオスがとってきた獲物を子供に与える。まあ、ライオンの世界のようにオスが縄張りを守り、メスが狩りに出かけるというのもあるが、これはライオンの狩りの対象が草食動物であり、狩りをする側に危険が少ないことから狩りをメスに任せているのであろう。いずれにしてもオスは危険な役割を担い、メスは危険度の低い役割を担っている(オスは縄張りを守っているとみせかけているだけで、実は全てをメスに任せているという意見もあるが・・・)。
人間の世界においても、狩猟民族では狩りは男の役割であるが、欧米諸国や日本人のような先進国になると、人間が狩猟に出かけることは皆無に近い。要は、仕事の多くは肉体的な危険を伴わないものであり、男性でなければならないような仕事は少なくなってきている。つまり、多くの場合、外に働きに出るのは男性でも女性でもいいわけである。特にディスクワークをはじめとする事務的な仕事では、女性の方が適しているようなケースも多々あるわけであり、最近では、営業においても女性の方が優れているケースが増えてきている。営業マンという言葉を使えなくなってきているくらいである。そうなると、女性としては、仕事が面白いと感じるであろうし、仕事に生き甲斐を感じるようになっても全く不思議ではないわけである(仕事に生き甲斐を感じている男性はいっぱいいるでしょ)。当然、労働環境の面で、女性は男性と同等に扱って欲しいと思うであろうし、男性と同じような権利を欲する。女性が、男性と同じように働けるような権利を求めるのは、ある意味当然のことなのである。
ここで問題になるのは、それでは誰が家庭を守るかと言うことである。まあ、家庭を守ると言ってもその内容は様々であり、定義づけは難しいが、ここでは“子供の面倒をみる”ということで考えてみよう。誰が子供の面倒をみるのか・・・。父親も母親も働きに出てしまえば、当然子供の面倒をみる人はいなくなる。それでは子供が可哀想ということで、じゃあ子供を作ることをやめようということになる。仕事にやりがいを感じるし、楽しいし、子供なんかいない方がいいという考えになっても、それは仕方がないことである。
でも、本当にそれでいいのだろうか。少子化が進めば、間違いなく人類は滅びる。まあ、その前に高齢者が異常に多い世界となり、極端な話、消費税20%にしても高齢者を支えきれないという事態になるわけである。実際、先進国のほとんどがそういった事態に直面している。私は、決して女性の能力が劣っているとは思わない。むしろ、今のサラリーマンが行っている仕事のほとんどは、女性の方が向いているのではないかと感じるくらいである。ただ、育児についてはどうであろうか。確かに育児は父親がやっても母親がやってもいいものだが、肉体の構造を見る限りにおいて、母親の方が適しているのは間違いがない。乳を与えられるのも女性だけだし、柔らかな体で乳児をダッコできるのも母親である。乳児に優しい声で語りかけてあげられるのも母親である。そのように考えると、やはり少なくとも子供が3歳までは、育児の役割を母親が担った方がベターではないであろうか。国に対して、働きながら育児ができる環境を整備するように求める声があるが、私に言わせれば、国は何ら解決策を見いだせないであろう。例えば、託児所の整備などの施策を考えている自治体もあるが、少なくとも子供が3歳になるまでは託児所などに預けるべきではないと考える。子供に親の愛を感じさせることの重要性は前に述べたが、託児所に預けられた児よりも、親がそばにいてくれた児の方が親の愛を感じる可能性が高いと思うからである。3歳神話を否定する意見も多いが、私は3歳神話を受け入れた方が、よい子が育つ可能性が高いと考えるからである。もちろん3歳神話を無視しても良い子が育つケースはあると思うが、受け入れた方が良い子が育つ確率が高いのではないだろうか。「しっかりと子供の面倒をみる」ということを実現しようと思えば、子供を職場に連れて行く以外、方法はないのではないだろうか。
ジョンレノンは、自分の子供が一定の年齢になるまで、一切仕事をしなかったようだ。両親揃って子供に付き添って育てることで、子供に愛情を感じさせてあげたかったからのようである。私は、このジョンレノンの考え方が大好きである。勿論これはお金がたっぷりあるジョンレノンだからできたことだと思うが、両親どちらか一方が働かなくても生活が成り立つのであれば、少なくとも3歳までは両親のどちらかがしっかりと子供に付いていてあげて欲しい。そして、親の愛というものを子供に感じさせてあげて欲しい。
家庭を守る役割を担うのは女性では駄目であろうか?「男性は外で働く。女性は家庭を守る。」。今や、とても古い考え方に聞こえるし、下手なところでこの発言をすると、囂々たる非難を浴びる。「世の中に逆行している」「人権侵害だ」「女性蔑視だ」等と非難されるかもしれないが、これからの人類のためにも、生まれてくる子供たちのためにも、夫婦仲のためにも、私はこの考え方がなんだかんだいって正しいのではないかと思えてならない。
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