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2006年5月19日 (金)

塾について

自分の2人娘は、塾に行っていない。まあ、もともとうちの2人娘は塾に行く気がないようだが、基本的に私は塾が嫌いである。塾に通っている子供たちが多いのは、前に述べた通りである。早○田アカデミー、ト○マス、栄○ゼミナール、そして公○式だか苦悶式だか知らないが、あれは塾の先生の促成栽培だろ。そして、どこで調べたのかわからないが、やたらとうちの子供らにDMが届く。塾の必死さが窺える。それもそのはず、時代は少子化にまっしぐら。子供の数が少なくなれば、塾にとっては死活問題である。

当然、塾はどうするか考える。今の子供たちをどうやって塾に通わせるか・・・。そうなんですよ。そのために必要なのは、少しでも多くの子供たちに“お受験”に向かわせることなんですよ。アホンダラ。とある塾のPR文句「今や、3歳から勉強しなければ東大に入れません」。はぁ?3歳から???何の根拠があって、こんなことを言っているのだろう。

そのような中、文科省は、「ゆとり教育」を展開。私は、このゆとり教育というものに賛成であった。文科省も、たまにはいいことやるじゃん。役人にしては、国民のことを考えてるじゃん。勉強ばかりしている子供たちに疑問を感じていたし、勉強をしない子供たちは、取り残されるばかりであった。教師の側も学問を教えることで手一杯で、こころの育成にほとんど着手できない状況であった。そんな中、「子供たちよ。確かに勉強も大事だが、もう少しゆとりを持とうよ。前ばかり見ないで、振り返るゆとりを持とうよ。友達と遊ぶことも大切だよ。家族とお話しすることも大切だよ。先生は、勉強だけを教えるのではなく、子供の心の成長にも目を配ってね・・・」との国からの通達。私は、これがゆとり教育の基本的考えと理解していた。3人に一人がこころを病んでいると言われている世の中だもの、子供にゆとりをもたせるのは大切ですよ。勉強だけではなく、子供のこころにも積極的に目を向けましょうよ。そうすれば、子供の犯罪が減るんじゃないかな、すぐに死んじゃう子が減るんじゃないかな、すぐに切れる子が減るんじゃないかな、友達を殺しちゃう子が減るんじゃないかな・・・素晴らしいじゃないですか。ほんとに素晴らしい!!!ところがである。塾はこれを悪用しはじめたのだ。「こんなゆとり教育をしていたら、子供が馬鹿になりますよ。現に欧米に比べて、子供の学力が低下してます。塾に行って勉強を補わないと、大変なことになりますよ。それに、そんなゆとり教育をしている公立に行かせてはいけません。私立でちゃんとした教育を受けさせないと駄目です」。

見事にこの戦略にはまったお母さん方。「私立に行かせるために、塾にいかせなきゃ」。ゆとり教育でできた時間に、子供は塾に通うことになった。私立の小中学校も、生徒を獲得するためのチャンスとばかり、ゆとり教育を批判し、自分のところに生徒を集めようとPRを展開する。塾と私立の小中学校がタッグを組む。マスコミもこれに便乗してゆとり教育を批判。そして・・・・・そして・・・・ついに文科省は、ゆとり教育の見直しを決めました。やっぱり単なるお役所だったか。そもそも、ゆとり教育の目的は何だったのか。こどものこころの育成に目を向けることではなかったのか。ゆとり教育である程度学力が低下するのは、やむを得ないことだし、それははじめから分かっていたはずではないか?そして、学力をある程度犠牲にしてこころを育むのが目的ではなかったのか?あ~情けない。

こどものこころに目を向けたゆとり教育。私は大賛成でした。それを自分たちの私利私欲のために骨抜きにしてしまった塾、私立の小中学校、一部のマスコミを私は許せない。奴らは偉そうに子供の教育について語っているが、本当に子供のことを考えていれば、そんなことはしないだろ。だから私は子供を塾にも私立の小中学校にも行かせません。あ~気分悪い。

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